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いま、そのとき、かんがえつつあること。

マンガ『黒い羊は迷わない』1巻

2008-04-20 | にんげん
1997年の作品。なかなか いいじゃないか。全2巻かあ。2巻も 古本屋にあるかなあ。

くみたてが うまい。

わたしは このマンガが提示するような人間観を坂口安吾(さかぐち・あんご)に まなんだので、それほど新鮮なことが かいてあるようには感じない。けれども、安吾的な人間論をよんでいると、やっぱり安心するというか、いいなあと たのしくなる。

安吾の「デカダン文学論」というのをよんでいただければ、わたしが どれほどに安吾の影響をうけているのかが、わかってもらえるのではないかと おもう。安吾だけでなくて、このブログも よんでくだされば、のはなしだが。

「デカダン文学論」をテーマや話題をずらして かきかえただけのようなことを、このブログに かいてきた。白状しておこう。

いつもいつも安吾を意識しているわけではない。けれども、気がつけば わたしのことばのなかに、安吾は いつも、そこに いる。

たったそれだけのことでもね。安心できるような気がするわけ。それだけでね。


まよわないから。まよっても、こわくないから。こわくても、いきていけるから。いきていっても、いつか死ぬのは わかっているから。死ぬのは こわくない。こわくないから、いきていけるの。