「飛脚」はご存知だろう。 更に「早かご」は、ご存知だろうか?
下の写真は「高取峠(たかとりとうげ)の早かご像」
「高取峠」は、国道250号線を相生から赤穂へ向かう途中、「西あいおい」から「坂越(さこし)」の間にある。
「赤穂浪士」「忠臣蔵」の話は、ご存知だろうか?
江戸時代・元禄14年。赤穂藩主の浅野内匠頭が、江戸城・松の廊下にて吉良上野介を突然、刀で斬りつけた「殿中事件」に始まる。神聖な?江戸城内での唐突な?殺傷事件。事態は、大変重く扱われた。浅野内匠頭は即日、切腹を命じられ、翌朝には自害させられた。同時に、赤穂蕃の取り潰しも即刻決まった。しかし当時は、この「青天の霹靂事件」を地元・赤穂蕃に、正確に、瞬時に、知らせる方法がなかった。(今なら、電話、メール、ファクス、LINE、電報、速達と、様々な方法があるも・・)余りに特殊な?唐突な?出来事なので「事の次第を、より速く、より正確に地元・赤穂藩の家老に伝える必要性」があった。それで、取られた方法は★最も信頼出来る江戸勤めの赤穂役人・二人体制。二人は、それぞれに「早かご」に乗り、自らの口で地元にいる赤穂藩の家老「大石内蔵助」に、「事の次第を抜かり無く、直接説明する方法」★「早かご」は、一昼夜ずっと走らせる。途中、次々に「早かご」の乗り継ぎをする。そして、休むことなく連日走らせる。
江戸から赤穂まで、ぶっ続けに走って、早かごで「4日半」かかった。
「高取峠の早かご像」を見て、改めて、赤穂藩にとって大変な事件だったことを肌で感じた。
一人の城主が起こした「殿中の殺傷事件」。それは、多くの家臣・城下の人々の人生を変えてしまうんだな!!
今、起こっているウクライナでのロシアの侵攻。多くのウクライナ人、ロシア人、周辺国の人の人生、世界中を変えてしまうんだろうな~!! たった一人の独裁者の為に、流され続ける血、失われる多くの命。
多くの人生を、一人のトップの行動で、奪っていく!!変えてしまう!! 理不尽な話だ。
明け暮れして・・今の時代も・・昔も変わりません
なぜなんでしょうね・・・
一国のトップの世襲制、独裁、同じ人間や同一族が長期政権を続けるとは、弊害が出て悪い。己の特権にしがみついて、民のことは二の次になり、ろくなことがない、
その点、アメリカの初代大統領「ジョージ・ワシントン」は立派です!「大統領は一期だけ」と明言し、それは合衆国憲法にも書かれてあり、歴代の大統領がアメリカ社会が守っている。
前回のコメントでアメリカ大統領の大統領は一期4年だけしか出来ぬ。と、書きましたが、最長で2期8年まででした。