未完の世界 Imperfect World

アーティスト佐々木久枝のブログ
自身の作品、生花と墨象を融合させたアートについて紹介。そして時々日々のこと。

フィリピン、マニラへの旅 その4 ナショナルミュージアム編

2015-12-24 11:30:58 | 旅行
以前フィリピン人の友人が見せてくれた絵を見てみたくて、ナショナルミュージアムに連れて行ってもらった。



フィリピンを代表する画家でヨーロッパで賞をもらったか?認められた作品だそうで、コロシアムでの戦い後、死体を引きずっている姿や嘆き悲しむ人々を描いている。
これはフィリピンの植民地支配での悲惨さを描いているのではないかと、現地では解釈されているのだそうだ。
床から天井まで届きそうなくらい大きな絵。ものすごく迫力がある。



ミュージアムはとても大きく広い。
フィリピンの芸術のコレクションが一度で見られ、彼らの歴史の変遷を知るにはとてもいい場所だ。

先住民族の女性の絵



スペインによる統治後のフィリピン女性。
洋服がドレスになっている。袖の大きなドレスはフィリピンの民族衣装になっているようだ。



第二次世界大戦のコーナーにて。
デスマーチの絵。
見ていて悲しく、切なく、苦しくなった。



ミュージアムの中には歴代の大統領や偉人の彫刻もたくさんあった。写真には撮ってないけど。

他にもモダンアートや、現代の画家のコレクションも多数あったけど、時間がなくて全部見れなかったのが残念。




この後、フィリピン大学の学生による伝統的な踊りのステージを見に行った。
本格的で、とても感動。
男性がココナッツを身につけて楽器に見立てて叩きながら踊ったり、バンブーダンスや、スペイン音楽を彷彿させる曲での踊りだったり、とても見応えがあった。

その国の伝統や歴史を知るのはとてもおもしろい。




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