未完の世界 Imperfect World

アーティスト佐々木久枝のブログ
自身の作品、生花と墨象を融合させたアートについて紹介。そして時々日々のこと。

「変化する様式・変わらない人間への眼差し」小林裕児(1967~2015)展 ライブペインティング

2015-05-31 09:41:43 | 日記
昨日は、多摩美術大学美術館で開催されている小林裕児さんの展示とオープニングのライブパフォーマンスを見に行った。
展示やパフォーマンスの詳細はこちら↓
http://atelier.yuji-kobayashi.net/
http://travessiart.com/blog/8737/



京王多摩センター、初めて降りる駅。
サンリオビューロランドがあるのね。

このオープニングのライブパフォーマンスはコントラバス奏者の斉藤徹さん、ダンサーのジャン・サスポータスさんの「いっぽはみだすために もう一つのインプロヴィゼーション」ツアーでの、小林裕児さんのとのコラボパフォーマンスイベントでもある。

ライブパフォーマンス、おもしろかったなぁ。
ユニークで、瞬間瞬間に変化していく音、かたち、絵。そしてなによりもそれぞれの生命がうごめいているのをひしひしと感じた。

展示も、ものすごくすばらしい。
小林裕児さんの絵はちょっと不思議で、物哀しくて、でも慈愛に満ちている作品たち、その一つ一つに感動。
デッサンも多数展示されていて、見応えのある展示に圧倒されっぱなしだった。

展示をみながら、私は何を表現したいんだろう…?
ふと自分に問う。
昨年の展示から、少し制作をお休み中。

今まで長年習いにいっていた、書芸の教室も昨年末でやめた。
少しずつ先生のおっしゃることと自分の感覚に違和感を感じ始めていたし、
自分はまだまだ未熟だから、習うことは必要だという思いと、もう十分、どんなに批判されても自分でやっていこうという心の底からの自分の声が聞こえてきたからだ。

今は自分の生き方や表現を模索している途中。
作品つくらなきゃという焦りや、なにもしていない罪悪感があって苦しいけど、今はただ、心を突き動かされる衝動を待っていようと思う。

それでいいことにする。


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