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やはりもう遅かった・・・・
秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので歩いてくる間にもうこんなに沈んでしまった。
けんか坂から見た岡場の駅のあたりはもう灯りが付いている。
けんか坂とは駅まで行く農道につながる道で昔はここでよくすれ違いにけんかしたことが
あったとか・・・・
今ではきちんと整備されているのですが今でもこうして呼ばれている。
その坂の途中にあるお地蔵さま
そのお地蔵さまの地蔵盆が毎年8月24日にここにテントを張り下にシートを敷いて
お参りされていた。
今年はきっと雨で中止になったのだろう。
赤いよだれかけが新しくなっていた。
そのお地蔵さまはこの中においでです。
そしてここのお地蔵さまは延命地蔵だとか。
そこにはほんの少し残された田んぼが・・・・
強い風に吹かれた稲が揺れた。
ここも今年は稲が植えられて無事実ったようだ。
3軒ほどある古民家にはまだ灯が付いていない。
すっかり暮れてしまったけんか坂の田んぼのあたり・・・
わずかに空が夕映えていた。
秋の日はつるべ落としとはよく言ったものです。
間違いなく秋は来つつあるよね。
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