一週間以上、東日本大震災の影響が続くと、自分でもストレスがいつもより、高いかなぁと感じることがある。増してや、被災地の真只中に居らっしゃる方々は、大変なストレスにさらされていると思う。
さて、こころの健康をはかる尺度として、プロセス・スケールというものがある。心理学者のカール・ロジャースが発案したもので、世界的に愛用されているという。7つの視点から、簡易的に3段階で評価するものである。このブログにも何回か書いたが(ご興味ある方は左上の検索を試して頂きたい)、その中で≪感情と個人的意味づけ≫というものがある。自分の感情をきちっと捉え、それをきちっと体験していることを確認する3段階の尺度である。
自分は湧き起る感情をうまく捉えているのだろうか?時どき、そんなことを思いだして、私はチェックする。
自分の身体については、体調はどうか、熱があるか血圧はどうか、など一般に関心を持たれていることであるが、こころの健康に関しては、意外にも、その知識が知れ渡っていない。
身に付けるには勉強会に参加したり、ちょっとした訓練が必要なのであるが、簡易的に次のように自分の感情を点検してみたらどうだろうか?関心を持つだけでも、意外と効果があるように思う(この尺度を向上させる)。
感情にはいろいろあるが、原初的な感情として、≪好きか嫌いか≫、≪怖いか怖くないか≫、この2系列があるようだ。そいて、あらゆる感情にはこの2つの要素が含まれているとも言われている。
のんびりと何時も聴く音楽を聴いたり、好きな絵画や色・・・そんなものに触れて、、≪好きか嫌いか≫、≪怖いか怖くないか≫を敢えて問うてみる。それだけで、自分の体感が実感できればいい。また、意外とその時どきにより変わるものでもあることを発見する。
強い緊張がある時は、意外にも良く判らない。ただ、リラックスしていると、自分の本当の感情に触れ、そして、それが充実した体験に繋がっていく。
自分の感情に触れ、それをしみじみ味わい。その意味(何で、こんな感情が湧いたかを)を思索する。一度試してみてください。
熱意を考える 4/10
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