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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

縄文時代の偉業は何故達成されたのか? (4/10 今ここと縄文時代)

2024-09-08 | 第八章「魂と聖霊」

7月の種子島の旅、そして最近行った青森の旅。そこで時に旧石器時代、時に縄文時代、そして時に数百年前の日本列島の住人たちの偉業に驚嘆した。WebマガジンAMORで種子島の旅について(こちら)書かせていただいたが、写真の三内丸山遺跡の栗の巨木(直径1m)で作った大型掘立柱構造物も二至二分との関係や正確な縄文尺(35cm)を駆使しした設計であり、柱の残存物(焼いたりして保存性が高まったのだろう)が地下に残っていたことなどから、ただものでない偉業であることが感じられた。

三内丸山遺跡常設展にて筆者撮影

八戸の是川縄文館で見た「縄文時代の編組の探求」展。縄文晩期の籃胎漆器(らんたいしっき)や編み籠にはさらに驚いた。何年か前に佐賀県の東名(ひがしみょう)遺跡で8000年前の沢山の編みかごを見て、現代の編組技術がすでに遥か昔に実現されていたのに驚いたが、今回はその技術が、是川遺跡で1mmレベルまで細密化した編組技術となるだけでなく、漆工技術とへぎ材生産技術、土器を型として用いた製作技術をも融合させてとんでもない籃胎漆器に結実していることを知ったのだった。佐々木由香氏と是川縄文館の3年にわたる共同研究に敬意を表したい。

是川縄文館にて筆者撮影

恐らく、現代の作家でも作れないような高度な技と、今と比べて不便な時代の中で、神秘的ともいえる努力で作られた完成品を見ると、小手先の技術以上の縄文人の愛と魂を感じ、感動させられた。

夢を抱き、それをうまく言語化して具体的な準備をする。そして、夢に向かって一歩づつ歩み始める。

大きな夢(例えば私であれば縄文小説 笑)は簡単ではない。実現のためにさしあたり重要ことは、思考・感情・行動が調和していて、毎日目標に向かって少しづつで良いから努力をすることなのだろう。もちろん、間違った夢をもつこともあれば、大きな課題に出会うこともある。そんな時に大事なのは自分なりのアイデンティティ(哲学・宗教)であり、冷静沈着で明るい方向を向いての現実吟味力であり、さらに、こころの安定をもたらす心の仕組みの明るい理解なのだろう。

と、空しい理論を述べてしまったが、実際はこころや身体にゆとりをもたらす日々の安らぎなのだ。外出もできないような酷暑と台風?の多摩も白露が過ぎ、夕方の散歩が楽しめるようになってきた。その中での気づき。美しい自然と接することが鍵なのだ。

筆者撮影

4/10 今ここと縄文時代

WebマガジンAMOR「縄文時代の愛と魂」にも縄文に関する関連記事があります是非ご覧ください。こちら

この記事は「生き甲斐の心理学」ーCULLカリタスカウンセリングの理論 ユースフルライフ研究所主宰 植村高雄著 監修2008年第3版 を参考にしています。

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       森裕行