イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

「暗い感情」を育てる?!

2007-12-31 | 第一章「意識と知覚」

 暗い感情を発見して、それから、その意味を思索し人生を見直していく。そんな一連のプロセスの中で、重要なポイントが2つある。

 ひとつは、回答は自分自身の中にあるということ。もうひとつは、一連のプロセスで重要な働きをする、正しい自問自答のやりかたである。

 昨晩から、ちょっとした気がかりから、暗い感情がうごめいていた。そんなこともあり、昨晩はよく寝られなかった。そして、今日の朝は約束の仕事が偶然用意されていたこともあり、忙しさの中で混沌としたその不安をすっかり忘れていた。

 今晩は大晦日。先ほどのんびりと風呂に入り、その暗い感情をリラックスしながら思索してた。

 ふと、新しいアイデアが湧き、もやもやが吹っ切れたように思った。そのアイデアが本物かどうか、きちっとした体験の解釈を変えることになるかは、まだ判らない。ただ、良い解釈は、私には風呂、散歩、朝起きたときに来るように思う。皆さんは如何でしょう?

 さて、これから4回、正しい自問自答について考察していきたい。これは、自分で自分自身をちょっとしたカウンセリングしたり、傾聴することでもある。

 混沌とした、泥のようなところから、美しい睡蓮の花が咲くプロセス。暗い感情という種から、新しい世界を育てるプロセスのようでもある。

 先日見た熱川の睡蓮を思い出す。

<自問自答論1/4>

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暗い感情は美しい!?

2007-12-30 | 第一章「意識と知覚」

 暗い感情の原型、例えば劣等感の原型(その感情を初めて感じた時)に、ふとしたタイミングで気づき意識化を深めると、その背景を通して、より自分を優しく見る視点を獲得できるようだ。

 その暗い感情(例えば劣等感)に日常の中で接したとき、その感情の意味を思索し、感情の元になった理想か現実を考察し、うまくいけば解釈の仕方を変え、暗い感情を明るく(例えば勤勉・律儀感)できる。

 うまくいかない時でも、その感情に気づく意味は大きい。時間をかけて解決して行くきっかけになるようだ。

 暗い感情のかつてのイメージは、何か避けるべきもの、恐ろしいもの、そんなイメージであったが。すべての感情は意味をもち、自分に何かを知らせてくれる貴重な宝ものと考え方を変えてみると、そのイメージは変わるようだ。

 善悪を越えて、ギリシャ神話のように美しいイメージ・・・

<暗い感情有益論5/5>

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信じて観る明星!

2007-12-29 | 第一章「意識と知覚」

 青春時代というのは、外見上では伺い知ることのできない、内面の大きな変化があるように思う。私の青春時代も同じように大きな変化があった。

 16歳のころに、「神は死んだ」で有名なニーチェを読みかじって、この世に対しここ一つ責任感を感じられなかった、自分の幼いころからのカトリックの信仰を疑う。

 そして、世の中の学園紛争の時期を潜り抜け、余り好きでなかった父の世俗的な生き方も否定できず、企業に勤めることを意識するようになる。ただ、今から考えると、父の理屈ではない愛があったからこそ、そうした変化があったと思う。

 そんな、世俗性を受け入れて生きていく道程で、明け方の金星(明星)に出会ったように思う。そのころははっきりとカトリックへの回帰を意識できなかったが、リルケの詩の中で信仰の世界を再認識したように思う。

 信仰を持つ心理というのは、非常に大きい影響を個人に与える。信じて見えてくる、平安感を始め明るい感情の世界がある一方、見えなくなったり、見えにくくなる世界も確実に存在する。

 この研究は宗教心理学の大きなテーマであるが、私の場合はアイデンティティの形成の青春期から中年期、そして今に至るまでの信仰の変化の道程の中で、「責任感」の質の変化であったように思う。

 それは、また後日研究するとして、写真の説明をしてみたい。

 写真は、27日伊豆の熱川温泉での夜明けの写真である。日の出は6時51分であり、この写真はその30分前。写真をよく見るとブルーの上空に移りゆく中央より少し右側に金星(明星)が見える。

 本当は、もっと輝き美しい。

<暗い感情有益論4/5>

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思い出の地での感情ウォッチング!

2007-12-28 | 第一章「意識と知覚」

 昨日と一昨日、東伊豆方面に小旅行をした。家族連れも多く、もう40-50年前になってしまった、小学生高学年のころの私の家族での旅行を思い出した。

 私が、小学生の高学年のころ、父はホテル建設ラッシュで、頻繁に伊豆半島を訪れた。その関係で、家族で旅行といえば、決まって伊豆半島であった。

 小学生の高学年といえば、エリクソンの8つの人格形成論でいくと、技能の原型ができる時期であり、勤勉性や劣等感といった感情の原型ができるとされる。

 今回の小旅行は、快晴が続き海岸線を散策したりした。青い海、白い波・・・当時行った伊豆の高い崖から海を見下ろす怖さを再体験したりした。

 その中で、偶然も重なって感情ウオッチングで発見した感情、原型があった。

 潜在意識の中にもぐりこみ、なかなか意識化できない感情というのは、根深い影響を与えるようだ。

 それが、思い出の地で揺り起こされることは、大きな意味につながる。

 自分をより知る上で、思い出の地にゆく意味は大きい。

<暗い感情有益論3/5>

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44はラッキーナンバー!

2007-12-26 | 第一章「意識と知覚」

 イキイキと暮らすには、物事を自分で納得しながら、明るく解釈することがとても重要である。雨が降っても、「暗くてじめじめして嫌だ!」と解釈するか、その嫌な不安を別に解釈して、「でも、お百姓さんが喜ぶかもしれない!」と解釈するかである。

 最近はお年寄りと接することが多いが、長寿の方には明るく解釈する人生の達人が多いので驚く。

 昔、高校受験のころ、家の隣に住んでいた、祖父と親戚家族がいた。従兄の高校を受験するとき、兄弟のように面倒を見てくれた従兄は、私の受験手続を親切にしてくれた。その時、もらった受験票の番号が「44」であった。従兄は落胆して帰ってきた。

 居間に、私と親戚一家、そして祖父が座って従兄の話を聞いた。従兄によると、その番号をさけて、順番を譲った人もいたそうである。そんな話を聞いて暗く不安になったとき、優しかったお祖父さんが、44はよいよいと呼んで良い番号だから心配はいらない、と言ってくれ一同ほっとし納得した。

 その受験にめでたくも成功したので、私にとって、44は今でもラッキーナンバーである。

 事実は一つでも、暗い感情は解釈ひとつで明るくできる。昔の暮らしの中のカウンセラーは隣のお祖父さんや叔母さんであった。

<暗い感情有益論2/5>

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