還暦をすぎて、今までの人生を振り返ってみると(論文を書かなければならないこともあるので)、様々な人との出会いや、その後の山あり谷ありのことなどを思い出す。
特に幼いころの、出会いや様々な人間関係。あるいは、人生の中で激しい感情を伴った個人的には大きな出来事。そんなことが原因なのか、分かっちゃいるけど止められないような挙動を時にとってしまうことがある。
これは、プロセススケールの7番目にある、<関係の仕方>での深層心理の問題だ。
過去の人間関係で、うまくいって幸せだったのに、ある時突然ひどいめにあってしまう。そんな経験故に、幸福になりそうなとき(人間関係が良好になりつつあるとき)に、その親密になることを拒否するような行動にでてしまう(無意識に?)。
よせばいいのに、何であんなことをしたのだろう?
先日は、Aさんの問題なのに、自分の理想に固執したためであった。親しい関係であればあるほど、こうした自他混合もあるが、やはり<関係の仕方>の問題が私の場合は出てくるようだ。
人間関係でへんなことがある場合。この<関係の仕方>を思い出そう。そして、へんな固執や、へんな恐怖感を産み出す自分の殻(成育史)を遠くから眺めてみよう。
今日は1500万年前に人類から別れたオラウータンから見ると、どうだとか?
愛の舞台 10/10