イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

本を買いに

2006-05-31 | 2006年度(1/13まで)
 一昨日は、納戸に放置されていた、高校、大学のころに読んだ数冊の本を探しだした。市川亀久弥著の「創造性の科学」。竹内敬、柳井晴夫著の「多変量解析の基礎」などであった。
 そして、昨晩は、久しぶりに近くの大型の本屋さんに行き、本を三冊購入した。最近は、通信販売を利用したり、大型古書店で本を購入することが多かったが、直接触れて本を探しだす喜びを昨晩は感じた。
 前から欲しかった2冊のほかに、先日非常に興味を持った、中込照明氏の「唯心論物理学」を手に入れたのは嬉しかった。

数式

2006-05-27 | 2006年度(1/13まで)
 青春時代、心が躍る感銘を受けたのは、当時同志社大学教授の市川亀久弥教授の創造プロセスを記述した等価方程式であった。これを期に、人間の根源的な営みを数式で記述できればという夢をもった。
 進学した管理工学科はオペレーションリサーチや統計学など、人間の営みを数学的にアプローチする研究も盛んであり、某先生に相談にあがった。その時、行動科学の研究室でそのような研究をやっていると聞き、F先生に相談にあがった。「非線形関数の直感的学習」という、テーマを聞き卒論のテーマにすることにした。その後の一年、実験心理学のレンズモデルに打ち込み、あっというまに卒業研究も終了した。もっと研究したいという思いが確実にあったが、実社会に入り、あっという間に50歳をこえてしまった。
 今、中沢新一氏の最新作、芸術人類学を今味わいつつ読んでいる。レヴィ=ストローク氏の神話公式、「マトリックスの論理学」に記載されているハイゼンベルクや、心理学への応用の話は青春のころの熱き思いを確実に蘇らせてくれる。
 もう一つ、恩師植村高雄先生の宗教心理学の勉強の中にも、数式で記述されている重要な思想がある。
 数学は、実社会では余り価値がないのではと諦観していたが、これから、もう一度勉強しようと思う。

バックグラウンド・ミュージック

2006-05-20 | 2006年度(1/13まで)
 家で、バックグラウンド・ミュージックにモーツアルトのフルート協奏曲を流しながら、フェルトセンスのことを考察している。先ほど、夕立がこの八王子にあり、向かいの山に雨足が雲と一緒に見え、不思議な気持ちになった。

 50年以上も昔から、私と一緒にまるでバックグラウンド・ミュージックのように付きまとっていたフェルトセンスと対話をしている。今、雨は上がり、晴れ間が再び見えている。残念ながらフェルトシフトは起こっていないようだ。自分の中の評論家を沈黙させる必要がある。

淋しい自由

2006-05-19 | 2006年度(1/13まで)
 若い頃から、石川啄木の詩集の中で、不思議に気になった句がこれである。

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て
妻としたしむ

今、会社を辞めて、自由に生きている(つもり)と思うが、不思議にこの句がジンと来る。


実感3

2006-05-17 | 2006年度(1/13まで)
 私たちは、想像以上に膨大な情報を瞬時に処理し、反応することができる。動物的直感、正しい方向性を嗅ぐ力というようなものは、私達の意識を超えて存在するようだ。今勉強中の、ユージン・T・ジェンドリン氏の開発したフォーカシングは、フェルトセンスという、身体に残っている感覚を大切にして、無意識を意識化する優れた手法と思える。

 実際に、昨日からテキストに従って自分で試みてみた。小学校低学年から、既に50年以上なじみになっている、ある感覚について試してみている。どうなるかは、お楽しみであるが、時間をかけて試してみたい。