日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

ぶざまな政治を引きずるのはやめてくれ

2009年02月23日 | Weblog
混迷する経済状態への対策優先と称してきた麻生の言い訳はもう国民から
完全に拒否されている。聞く耳持たぬ選挙民に何もしないできない政権が
言い訳ばかりを並べ立てる。輸出産業を中心としてリスク管理の甘かった
日本の製造業のなかで、ある大手部品メーカー社長の一言の呟きが印象的
である。

自動車(T社)向けに傾注しすぎた。

それいけどんどん、世界中の車を日本が作るぞとやってきたこの数年間の
設備増強は、結局はバブルであったわけで、沸騰した部分を取り除くと
今年の生産計画がまともな規模なのだろう。それでも新興国の需要は
引き続き伸びるのだろうし、この先もしビッグスリーが再度立ち上がれ
なかったら、日本車の需要は再度高まるだろうし、先行きは明るいの
ではないか?

麻生首相の緩んだ危機管理、自民党の復古主義、とうとう小泉元首相に
あの郵政選挙で獲得した2/3を使うことなのか、とまで言われてしまう。
その裏で、着々と官僚の巻き返しが起きていることだろう。
今朝のモーニングショーでもマスコミの責任もあるが、やると言ったことが
放置されているのではないかとコメント有。後期高齢者の仕組みを筆頭に
何も動いていない、動くのは外国主導のみ、経済対策優先と言いながら、
こだわり続けるお金のばら撒きももうそろそろ四半期を過ぎる。

前向きに動いていることがあるのか無いのかも、皆目分からずぼろぼろの
政治崩壊ショーばかりが報道される。その間の、日本経済の混迷は外人の
日本への信頼失墜で更に深まるばかり。

政治に関してここに書くことも、書く意欲も殆どなくなってしまった気がする。
自民党ぼろ負けでも選挙をやるしかないことは自明である。
その結果、民主党のいい加減さも見えるはずであり、時間はかかるだろうが
政界再編へと動くしかないのだろう。2~3回の総選挙が無いとこの国の
政治は落ち着かない気がする。

迷惑するのは国民であり、日本経済である。
ビジネスとしての政治はやめてもらいたいものだ。

写真:2月22日の富士山。久しぶりの絶景。御殿場のいつもの場所から。