広小路歯科 院長の雑記帳  (豊橋の歯科医院)

休診日:木、日、祝日
診療時間:9時~12時 2時~7時
*土曜は5時まで

歯科界平成反省会 その3

2019-04-01 09:40:19 | 歯科界平成反省会シリーズ
4月1日、新しい元号が発表になりましたね。

・無免許歯科医師

これは以前にも書いた話だけど、僕が卒業した当時の国家試験は3月に行われており、発表が四月の中旬でした。
就職するための面接の時に院長から「いつから出勤しますか?」と尋ねられたので「では4月の第1週の月曜日で・・・」と初出勤日が決まりました。
最初の仕事は先輩歯科医師のアシスタントをしたり簡単な歯石除去や充填処置でした。
合格発表前なので無免許状態です。
こんなことは普通に行われてましたし厚生省も解っていただろうと思います。
その後、しばらくして試験も発表も一月ほど前倒しになり、3月中には結果が判る日程になりました。
平成の初期の頃はコンプライアンスもへったくれもなく、いい意味でルーズでした。

・発表もアナログ

歯科医師国家試験の発表は今ではネットで確認できるそうです。
ウインドウズ95が発売された1995年が平成7年です。
大学の研究室にはパソコンはありましたが、マニアックな人以外はパソコンなぞ持っていない時代です。
インターネットもモデムを介して電話回線で始まった頃ではないでしょうか。
ですから、国家試験の発表もアナログでした。
確か官庁街の厚生省の出先機関の庁舎で合格者の受験番号が掲示されたのではないかと思います。
なぜ、人生の一大イベントの歯科医師国家試験合格発表の記憶が曖昧なのかと言うと、見に行っていないからなのです。
前にも書いた通り、無免許状態で仕事をしていたので見に行けませんでした。
大学の医局に残った同期生が見に行くというので自分の受援番号を伝え、結果を仕事場の医院に電話してもらうようにしていました。
診療中にその同期生から電話が入り「受かってたよ!」と教えてもらいました。
その直後に院長に「合格しました」と報告して「おめでとう!」と言ってもらいました。
不合格なら退職しなくてはなりません。
なかなかスリリングな合格発表でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする