いっぷくしょまいかいね

いっぷくしてから それからまた やろまいかいね

振り子さんの「八尾」を往く 天満町編 2

2018年06月05日 | 富山


天満橋上から眼鏡橋を望む。

地図を見るとこの別荘川が境界として写真の左側が天満町、右側が下新町(したしんまち)である。
(※地元では、単に下町(したまち)と言う方もいらっしゃる。)
よって写真の撮影位置では境界上となり、どちらの町か確定が難しいが、振り子さんは「天満町」としていらっしゃるので、ここは振り子さんに従うこととする。

背後に写る稜線が「別荘山」だ。
拙ブログで何度か紹介しているが、小杉未醒(放菴)の「八尾八景」に唄われている。

ぽんと出た別荘山から 出た出た月が おわら踊りに オワラ 浮かれ出た

おわら節の基本形は「ひらうた」で、歌詞を文字数にすると、
七、七、七、五
となる。
そして上の七、七を一気に唄い、息継ぎを一回入れて下の七、五を一気に唄うのである。
しかもかなり伸ばして唄うので素人は息が続かず非常に苦しいのだが、地元の方はこれを見事に唄い上げる。
ところで前述の「ぽんと出た~」は五文字冠り(ごもんじかむり)といい、上の七、七の上に更に五文字が加わるので、五、七、七を一気にという更に大変な唄い方となる。
それでも地元の方は唄いきるのだから、すごい!と言わざるを得ない。

さて、振り子さんがこの風景を撮影したとき、「ぽんと出た~」の唄は頭の中に流れていただろうか・・・


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