WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

ようやくかつおの季節だ!

2019年07月27日 | 今日の一枚(C-D)
◉今日の一枚 436◉
Carmen McRae
For Lovers

 先日記したように、今年はカツオの北上が遅れたらしく、カツオ水揚げ日本一といわれる私の住む街に、地物のカツオがないという異常事態が続いていた。2週間程前から水揚げが盛んになり、魚屋にもスーパーにも地物のカツオが並ぶようになった。魚市場では、この数日間カツオがバンバン揚がっているようだ。私の住む街もやっとカツオの季節だ。
 数日前には、カツオの刺身を食べた。私は、ちょっと前まではしょうゆとニンニクの薬味でいただくのが大好きだったのだが、最近は「味ぽんマイルド」で食べるのがマイブームだ。つまは、もちろんきゅうりの千切りである。しょうゆや味ぽんマイルドでいただくきゅうりの千切りは最高に美味だ。
 昨日の夜はカツオを食べるつもりはなかったのだけれど、職場の同僚たちがカツオの話をしているのを聞くに及んで、急にカツオが恋しくなり、電話で妻に許可をもらって、カツオを買って帰宅した。作ったのはカツオのたたきである。たたきといっても、表面を焼くやつではなく、カツオとネギと味噌を混ぜて細かく刻むのだが、ネギは玉ねぎでも可能である。昨夜は玉ねぎでやってみた。私の一番好きな食べ方である。

 今日の一枚は、2006年にリリースされたカーメン・マクレエの『フォー・ラヴァーズ』である。「恋人たちの時間を演出するロマンティックなジャズサウンド」と銘打ったユニバーサルミュージックの企画盤《フォー・ラヴァーズ》シリーズの一枚である。

 カーメンはいつ聴いてもいい。どのアルバムも魅力的だ。もちろん、エラ・フイッツジェラルドだって、サラ・ヴォーンだって好きなのだけれど。カーメンはちょっと聴き方が違うのだ。エラを聴くと、上手いな、すごいなと思う。サラを聴くと、カッコいいな、ご機嫌だなと思う。カーメンを聴くといつも、いいなあ、と思う。
 


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