エンジンをかけるとタイベルの辺りから異音がしています。タイベルを交換したときに
まだ大丈夫だろうと思って交換しなかったテンショナーB/Gから異音?・・・強く張りすぎた
と思い、カバーを外して張りを緩めてみても音は相変わらず・・・。
買ってあった新品に交換しようと作業を開始したんですが、B/Gを外したときにベルトが
クランクシャフト側のプーリーから外れてしまいました。(この時点で冷や汗レベル1)
慌ててカムプーリーとベルトに印を付けて、ベルトを戻そうとクランクプーリー側に手を
伸ばしてはめようとしてもはまりません。適当に作業を始めてしまったことを後悔しつつ、
覚悟を決めてオルタベルト外しにかかります。オルタのプーリーと点火タイミングプレートを
外し、ベルトを隙間からはめ込み、コマの確認(EXプーリーからのコマ数には遊びがない)
をして、張りを出します。プーリーを元に戻しエンジン始動・・・のはずが、かからない?!
(この時点で冷や汗レベルMAX)セルを長めに回せば初爆のような感じはあるもののかかり
ません。
しばらく原因を考えます・・・。IN側はベルトのズレはなかった。EX側はベルトがプーリー
から外れた瞬間に動いたかも・・・
1番圧縮上死点を出してカムの位置を見てみることに。カムカバー外して確認してみると、
圧縮上死点の割にはEX側のカムが進んでいるように見える。プーリー側を見るとプーリーに
ピンクのマーキングが・・・(おそらくイワセさんとこで整備してもらったときに付けられた印)
がタイベルカバーを外したときに見える目印のところに。イン側はぴったり、EX側は2コマ
進んでる。原因はこれでした。
ベルトを緩め、カムプーリーを戻してベルトをかけ、張り調整。元に戻してエンジン始動、
無事かかりました。
今回はEX側が2コマ進んだので、早くバルブが開き、早く閉じていました。爆発行程で早く
開き、排気行程で早く閉じるだったのでピストンと当たることはありませんでした。
ベルト周りからの異音はなくなりました。やはり、タイベルのテンショナーベアリングは
ベルトと一緒に交換ですね。