高山植物を撮りながら魔王岳を後にしお花畑に向かうことにした。
魔王岳周辺にはコマクサが多く咲いており、高山植物の女王というだけあって盛りは過ぎたがそれでも十分美しい。 コマクサは砂礫地にポツンポツンと小株単位に咲き群落をなすことはない。 下はかなり大きい株であるが残念ながら盛りを過ぎている。 下りてきてお花畑に入ろうとしたら入り口がロープで塞がれていた。理由を聞くと熊が出てきたので閉鎖とのこと。
ガッカリしてそれでは大黒岳に雷鳥を探しに行こうと花を撮りながらそちらに向かう。
まず目に付いたのがウサギギク。 続いてウメバチソウ。 同じく白い花はゴゼンタチバナ。家内が見つけた。 大黒岳にさしかかってお花畑の方を振り向くと沢山の人がお花畑方面を見て騒いでいる。
もしかしたら熊が出たのかと、ぐるり池の周りを回ってお花畑へと引き返す・・・・・いたいた。(@_@) かなり遠くではあるが熊がいた。
この熊も初めはお花畑入り口付近にいたのだが次第に離れていったので監視員誘導のもと一部花畑に入ることが出来た。 上の黄色い花はシナノキンバイ、白い花は大半がハクサンイチゲ。 クロユリも沢山咲いていた。しかしクロユリの香りはどちらかといえば臭い。 コバイケイソウも所々に咲いていた。
コバイケイソウは他の花に比べ背丈が高いので花畑の中にあっても確認できる。 コイワカガミも少し残っていた。 チングルマも終わりかけ、シナノキンバイは今が最盛期。 最も多く咲いていたのがハクサンイチゲであろうか。まだまだ綺麗な花がいっぱいであった。 山に行けば良く見られるのがアキノキリンソウとヨツバシオガマ。
今回は結局雷鳥を見つけることは出来なかったがしばし暑さを忘れ高山植物を撮って満足満足の一日でした。