紐のし屋の日記

「紐のし」っていう瓦を作っている谷池健司製瓦所の四代目社長の瓦つくり日記。

菱のしの金型をちょっと修理してみた

2012-11-12 18:41:57 | 仕事の様子


今日は、菱のしをプレスしました。
見ての通り菱がいっぱい付いたのし瓦です。



プシュンプシュンと順調にプレスしていたのですが、
「ネジが取れた」との報告がありました。



ん~ 取れてますね。
とりあえず外して見てみる事になりました。



重いのですが、頑張ってひっくり返します。



六角レンチと、金槌でネジをほどいて行きます。



金型の裏側の2枚の鉄板を外しました。



中を覗くと、エアー弁が4つあるうちの1つのバネが外れています。


「4つもいるのか? 2個で充分だ!」 「4つとも均等に機能しないだろ?」
 
「模様のところがひっつきやすいから4だ!」「便が詰まりやすいだろ!」
 
このエアー弁が4つシステムは、賛否両論、議論しそうなトコロですね (たぶん無い)




これが取れたようです。



弁を通して、ペンチでナットを止めて、
ぉお、私にもできました。
実は、開けてみたものの「いけるかな…」
心の奥には、弱気な自分がいました。



この弁は何かといいますと、
プレスした時に、金型に粘土がひっついてしまい
取れなくなってしまうので、エアーをこの穴から送り込む事で、
金型と粘土を離すためのものです。

説明しずらいので、画像を見てね↓



普段は、こんな感じになっています。



プレスし終わった後、吸盤が降りてきたと同時に、
弁が開き、エアーを送り込むことでスムーズに金型から離れる仕組みです。
何となく解ってもらえればいいです。

いゃ~ 治ってよかった。

これでバンバンプレスできそうです。



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