初夏、黄色の大きい花を咲かせていたひまわりも(うちを訪れる人のほとんどが背丈の高いひまわりにびっくりします)、種が熟し重くなるにつれて最敬礼をするかのごとく、腰が曲がってきました。できるだけ種を完熟させたかったので、見栄えが悪くてもそのままにしていましたが、昨日思い切って撤収しました。
『ぎょく』と比べると大きさが際立ちます。
写真を撮っていて、ふと目に付いた種の描く螺旋。
そういえば、何か人の名前が付いた数式があったような…。
調べたら出てきました。
フィボナッチ数
ビンゴ!!
『フィボナッチ数』というのは…
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55,といった数のことで、
1+1=2,1+2=3,2+3=5,5+8=13,8+13=21,13+21=34,21+34=55,・・・
隣り合う数字を足して次にくる数字を作っていくものです。
ちなみに、ひまわりの種は右回りでは21、左回りでは34といった様にぴったりフィボナッチ数になっているそうです。
暇と根性があれば数を数えたくなりました。(あれば…ね。

)
ひまわりの種のほかにも花の花弁の数(3枚や5枚が多い)、巻貝の巻き方など(あとオウムガイなんかも有名)自然界にはこのフィボナッチ数列がみられます。
私なんかじゃ『なんか整然ときれいに並んでる(長さ)だなぁ…。不思議』
と思うくらいなのに、えらい生真面目にいろんなことを考える人がいたもんですな。そういった人がいないと今の世の中成り立ちませんが。
ちなみに、フィボナッチ数列の隣り合う数字を割り算した数(13÷8=1.625)は、大体この数に近くなります。これが黄金比。黄金比といえばミロのヴィーナスが有名です。その他、比率が1対1.618になっている長方形は最も調和がとれているとされ、ミロのヴィーナスのほか芸術品や建物などにも見られると。
これまた自然の不思議ですな。
難しくて暑い夏にはあまり考えたくないですけど…。