先輩・・・

いつも私のブログを読んで下さっている先輩がいます。顔を知っている数少ない読者の１人です。時々メールで感想や彼の日常などを送って下さるので、随分と励みになっているのですが、メールでのお返事はサボってばかりです。（先輩ごめんなさい・・・）

先輩との出会いは今から○十年前、新卒で入社して間もないころでした。誰一人知る人のいないその工場に何故か惹かれて、私はひとりで乗り込んだのでした。社会人としての第一歩をそこで過ごせたことは、私の人生の大きな財産になりました。上司には可愛がっていただき、先輩や同僚に恵まれ、仕事もプライベイトも充実した日々を過ごしました。

その輝かしい青春の１ページにその先輩との出会いがありました。４歳年上の彼はコーラス部に所属していて、練習の見学に誘われたのが最初でした。「はる～はなのみ～の・・・」お馴染みの『早春賦』の練習をしていたのをよく覚えています。その日から私は○○混声合唱団の一員となり、ハモルことの楽しさを覚えました。当時の楽譜は今も大事にしまっています。

この仲間、集まるとすぐに歌いだすのです。汽車の中でも、喫茶店でも…今から思うとちょっと迷惑だったかもしれません…が、フォークソングの全盛時代で、私たちだけでなく、何人か人が集まれば自然と歌が生まれる…そんな時代でした。

私はコーラス部の他に、ユースホステル部にも所属し、スキーや山歩きや素朴な旅などに明け暮れていました。

この職場で５年間過ごし、その後コンピューター会社に転職。そして結婚、子育て…職場の仲間たちとの交流も自然と途絶えてしまったのですが…

子育てがひと段落して始めた趣味の写真。そのある展示会場でばったり先輩と再会したのでした。お目目の大きな先輩は若い頃と少しも変わらず、すぐに分かったのですが、年輪を重ねた私はきっとすぐには分からなかったでしょうね。きっと。

それから、折に触れ、私の写真ライフを応援してくれている、やさしい先輩です。たぶん見てくれてると思うので、この場を借りて感謝の気持ちとメール無精のお詫びを伝えたいと思います。「先輩！いつもありがとう！」


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