さいきんの流星光
元漫画家 流星光(ながれぼしひかる)の雑記ブログ/Amazon商品のアフィリエイト広告があります。
 



にほんブログ村 漫画ブログ 漫画家へにほんブログ村





 行きは、東西線と総武線で東中野まで行って、大江戸線で清澄白河駅まで行きました。

 行きは、けっこう遠いという印象。

 帰りは、清澄白河のとなり駅の門前仲町で東西線に乗り換えて一本でずどーんと西荻窪まで帰ってこれたので近いという印象でした。

 行も帰りも、電車の中で、図書館から借りている村上春樹短編集を広げて、二宮欽次郎のように読書しながら移動しました。

 おかげでけっこう読み進めました。

 でも現時点で(ヨル8:30)あと短編よっつも残っている。今日が貸し出し期限なんだよな、間に合うかな~といったところ。




 深川江戸資料館は、平日ということもあってか人も少なく、ゆっくり見て回ることができました。

 まあ、観て回ると言っても、体育館ほどの大きな部屋に、江戸の町の一角がすっぽりぎっちりおさまっているという感じです。

 最初は、何だか薄暗かったんですけど、10分ほどたつと明るくなってきました。
 どうやら昼と夜を交互に繰り返すように設定されているようです。

 写真を撮影しようとしているこちらとしては迷惑な話ですが、フラッシュをたいてもいいという事なので、バシバシ光らせて撮影しさせていただきました。

 しかし! スマホのカメラ、フラッシュたくと動作が遅いんだよな。
 デジカメ買おうかな…。



 どんなものがあったのか記憶にある限り記録しておこうと思います。

・船着き場…これは水が張ってあって、実際に舟が浮かんでいました。

・お店…八百屋さん。油問屋。

・民家…長屋。お店の居住空間(?)

・屋台、お茶どころ、そば屋の屋台(移動式)

・井戸、長屋の共同便所

・火の見やぐら、蔵。





 今日、僕がおもに撮影したかったのは、長屋の台所あたりでした。


 かまど、作業台、竹を加工したしゃもじ入れ、包丁差し、棚、煙を逃がすための天窓…いろいろありました。

 そして、屋根の上には猫。


 この猫にはモデルがいて、昔、資料館があったあたりに住んでいた実助(まめすけ)という猫だそうです。
 人が入ってくると、センサーに反応して「ニャー」と結構大きめの声で鳴くので驚きます。


写真を撮っていると、学芸員さんが近寄ってきて、いろいろ教えてくれました。

 江戸の町は、6年に一度くらいの割合で大火事があって全焼してしまうので、家も、6持てばめっけもの、みたいな気持ちでいたらしいです。

 長屋は大まかな造りの状態で貸し出していて、入口の戸と、畳は、自分で買ってこなければいけなかったらしいです。もちろんレンタルもあったようです。

 長屋の各家庭にはトイレはなくて、共同トイレがありました。
 定期的に、農家が大家さんにお金を払って、人糞を買いにきたそうです。

 各家庭の、へっつい(かまどなど火を扱う場所)の隣に、現代で言うところの「シンク」のような台がありますが、現代のように洗い物をする場所ではなく、単なる作業台だったようです。


 食材を洗うのは、井戸の周りと決まっていて、井戸の周りにだけ下水設備が完備されていたようです。

 深川あたりは、井戸を掘ると、とにかく塩水しか出てこないので、毎日「水売り」が来て水を売っていたようです。

 ま、そんなところですね。


江戸時代の漫画を描こうと思っている方は、行くべきです。

学芸員さんは、いろいろ質問すると、何でも答えてくれそうでした。



あ、杉浦日向子さんの記念コーナーがありました。
46歳でお亡くなりになったそうで、若い!


そんな感じで、駆け足で書いたブログですが、アップしておきます。





長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました!

流星光ツィッター

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


«  映画『亜人』... 東郷青児記念 ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。