携帯コミックなどについて友人と話す

夕食後、友人から電話がかかってきて長電話をする。

主な話題は近況報告だったが、
「こんな時代になるとは思わなかったよ」
という話に花が咲く。

携帯コミックというものが台頭してきているらしい。

やっぱり携帯コミックは、制作費が安いため、どの会社も手をつけやすいらしい。
その点、紙の雑誌はというと、
印刷だけでなく、中継ぎとか運搬とか、とにかく間にたくさんの業者さんが入るために経費がかかって仕方がない。

だから、紙の雑誌には、本当に人気をとれて、
会社の利益になってくれる漫画しか載せてくれなくなるという予測をしたりした。

そのうち
「あの人、紙の雑誌で連載持ってんだぜ～！」
「すげー！」
という時代が来るのだろうか。

僕ら、人気とは無縁の漫画家は、
携帯コミックでした描けない時代がくるのだろうか…という話をした。

まさに「こんな時代がくるとは…」ですよ。
描くメディアが変わってしまうなんて、悪夢です。
僕が若いころ「漫画家」という職業にあこがれていたころに
思い描いていた仕事スタイルとは全く違う仕事形態を
余儀なくされている訳です。

これが時代の流れか…。

そして、
「とにかく、少しでも仕事の可能性があるところには首を突っ込んでおいた方がいい」
という話もしました。

だから僕も、今描いているエロ漫画の持ち込みがダメだったら
即、携帯コミックの方に持ち込んでみようかと思ってます。

ちなみに…
もう原稿に下描きしようかというところだったのですが、
またネーム直してます。

う～む…
改めて読み返してみたら、タラタラしすぎ…。
ダメ。こんなんじゃ。

でも、僕は本当に人気ない。
人気取ったことがない。
このままじゃヤバイ。
昔は人気とれない漫画も雑誌に載せてくれたけど…
もうそうはいかないだろう。
人気取らなきゃ。

やばい。
次こそ決める。
次こそ下描きに入るぞ。

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