さいきんの流星光
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記憶をたどれば、高校時代、

僕は眠かった。

とにかく眠くて眠くて…

でもそれには理由がありました。

僕は高校時代、

深夜ラジオが大好きで、

深夜1時から夜明け近い5時までラジオを聴き、

それだけではものたりず

下手したら、5時からもそのまま起き続け、早朝の番組まで聴いて、

うとうとしながら机に突っ伏して寝てしまうというのが毎日のことでした。

そのまま1時間ほど眠って、

もう家を出ないと遅刻するというギリギリの時間に飛び起きて学校に行くのでした。


だから毎日遅刻の連続…

本当に、文字通り、毎日遅刻していました。



いつも朝の学活(ホームルーム)が始まってから、

からからと静かに戸を開けて教室に入る僕。

毎日まいにち、ほんの2~3分くらい遅刻してくる僕のことを
クラスメイトたちは、どう見ていたでしょう。

高校3年生。

進路のことも、けっこうマジに考えている時期。

能天気で自堕落な生活をしていた僕は、

脳みそが発達していないアホと映ったことでしょう。



そして、家に帰るとまた昼寝。

だって眠かったんだもん。



夜中に、ちゃんと寝ていないものだから、

昼間、とにかく眠いのです。



それを母親は許さなかった。



僕がソファなどで寝ていると、すぐに叩き起こされました。

「ねるんじゃない!今寝ると、夜眠れなくなるから!」


そういって母親は、僕はを叩き起こしました。

僕は、とにかく眠くて眠くて、家の中で眠れる場所を探し回りました。



家の外に出て、公園かどこかで昼寝しようかとも思ったけど勇気がありませんでした。

何となく…
それだけは、やっちゃいけないような気がして。



そして押し入れの中、という安住の地を発見したのであります。


結局、その場所も、

僕の怪しい動きを察知した母親に見つかって、

追い出される事になるわけだが…。




だからいま、ユニの気持ちがわかります。

ユニは、いつも探している。

誰にも邪魔されずに、ずっと眠り続けられる場所を。

たまに、クローゼットの奥の奥、とんでもない奥に身を縮めるように寝ていることがあります。

ユニは、寝ているときに近づかれるのさえストレスなのだ。

起こされるかも知れないというストレス。

起こしてほしくない。



ところが人間の感覚は違う。

朝おきたら 「おはよう」を言い、

帰ってきたら「ただいま」を言うのが普通です。

姿が見えなければ、いる場所を確認したいと思うのが人間というもの。



とにかく人間は、人間の事情を猫に押しつける。

ノルマを猫に課してくる。

猫にとっては、それがストレスなのです。




■流星光Twitter



Photo by Lauren Kay on Unsplash

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長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました! <(_ _)>




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