船堀のオールマイティ系「麺や 多久味」
都営新宿線・船堀駅の北口から歩いて6分ほど。新大橋通り沿いで営業する「麺や 多久味」へ。ご主人の大日方氏は「一風堂」や阿佐ヶ谷「大慶」などで修業し、2003年4月に独立。かつて、ラーメン評論家・石神秀幸氏がコチラの「しおつけ麺」を紹介するなどメディア露出も手伝って、いまも客の絶えない人気店である。
店内はカウンターとテーブル席が混在し、グループ客の姿も多く見られる。麺メニューはラーメン、つけ麺、台湾まぜそばの3種。ラーメンは醤油・塩・味噌に加え、焦がしニンニク、かつお香味らぁめん、えびそばも提供している。一方のつけ麺も、人気の「しおつけ麺」を筆頭に、醤油、味噌、焦がしニンニク、煮干しを提供。
いずれも麺の大盛(210g)が無料で、台湾まぜそばは「追い飯」も無料である。また、チャーシュー飯、明太飯、帆立飯といったご飯モノや、餃子などのツマミもあり一杯引っかけることも可能である。しおつけ麺と悩んだが、今回はメニューにオススメとある「かつお香味らぁめん」を特製(+300円)でオーダーすることに。
待つこと5分ほどで、こじんまりとした丼が到着。スープは動物系白湯に香ばしい風味の鰹節粉を加えていて、サラサラした飲み口だが旨味は十分。醤油のカエシは甘味が強くないので、スッキリした後味に仕上がっている。そこに合わせるのは大成食品製の黄色い中細縮れ麺。やや固めの茹で上がりで、プリッとした食感が旨い。
特製にするとチャーシュー2枚と味玉、海苔が追加される。チャーシューは大判で柔らかな肩ロース肉で食べ応え十分だ。味玉はネットリとした黄身で旨い。メンマもゴマ油と胡椒でしっかり味付けされていて良い味だ。丁寧に作られた一杯、あっという間に完食した。次回は人気の「しおつけ麺」を啜りに来よう。帆立飯も一緒に。
<店舗データ>
【店名】 麺や 多久味(たくみ)
【住所】 東京都江戸川区東小松川4-42-14
【最寄】 都営新宿線「船堀駅」北口徒歩6分