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肥宝館 -貧すれば丼する-

【高知 新木】 ラーメン屋 藁しべ「白醤油ラーメン(850円)」

高知では珍しい「白醤油」を使った一杯

とさでん交通後免線・新木停留所から歩いてすぐ。南国バイパス高須交差点へと抜ける細道沿いにある「ラーメン屋 藁しべ」へ。元々は2021年2月に高知駅北側の新本町で創業。その後、2023年4月に現在の場所に移転した。赤い屋根が目印だ。駐車場は店前に1台分と隣の敷地に2台分あるので車での訪問も可能である。

店内はカウンター2席と4人掛けテーブル3卓、小上がり3卓の計26席。2022年末に閉店した「兵庫ラーメン 高須店」の跡地に居抜きでそのまま入居した形だ。麺メニューは白醤油ラーメンを筆頭に、煮干し醤油ラーメン、背脂醤油ラーメン、ニラそば、白醤油の油そばをラインナップ。また「気まぐれメニュー」も提供中だ。


ホワイトボードによると、この日の気まぐれは「自家製ラー油ラーメン」と「背脂醤油の油そば」とのこと。ほかチャーシュー丼、チャーハン、からマヨ丼といった飯モノや、唐揚げ、餃子といったサイドメニューも充実。さらに客席端のテーブルには玉子焼きやおむすびも並んでいて、セルフで取ってきて申告するルールだ。

今回は店の人気メニューであり、高知県内では珍しい「白醤油ラーメン(850円)」 を注文することに。着丼までは6分ほど。澄んだスープは煮干しや鯖などの節と昆布を炊いた清湯に、数種類の白醤油を使ったカエシを重ねたもの。厨房には愛知県碧南市・ヤマシン醸造の「極 白醤油」「金完熟白醤油」の瓶が並んでいる。

白醤油とは小麦を主原料に少量の大豆を加え、色の濃化を抑えて作った醤油で、糖分は高いが旨味は抑えてあるので、料理の素材の味や彩りを活かすのに丁度良い。魚介中心に仕上げたこの出汁との相性は抜群だ。甘さも控えていて素材の味を存分に楽しめる。そこに合わせるのは柔らかな茹で上がりの細ストレート麺。

柔らかだがダレ感はなくスープとの相性も良い。チャーシューは大判で薄切りの豚肩ロース肉が2枚。肉の旨味を存分に楽しめる。ほかトッピングはメンマ、刻みネギとシンプル。卓上には白胡椒と一味があるのでお好みで味調整を。素材の旨さを活かした一杯、美味しく完食した。次回は気になった「白醤油の油そば」を啜りたい。

<店舗データ>

【店名】 ラーメン屋 藁しべ
【住所】 高知県高知市高須3-1-58
【最寄】 とさでん交通後免線「新木停留所」徒歩1分

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