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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 逆井】 柏 濃麺や 39名「チャーシューめん(1000円)+すき焼き(100円)」

竹岡式を昇華させた柏ブラックが人気「39名」

東武野田線・逆井駅の西口から歩いて20分ほど。県道51号=印西道沿いの住宅街に2023年2月7日にオープンした「柏 濃麺 39名」へ。屋号の「39名(さくな)」は、店主ご夫婦の苗字・佐久名から。南房総市千倉の千田漁港そばで人気ラーメン店「えびす家」を営んでいたが、ここ柏市南増尾に引っ越し。屋号もメニューも新たに住宅の1階で営業中だ。

駐車場は店前に4台分と、少し離れた所にも5台分が用意されている。現状では昼営業のみなのでちょっとハードルが高い。店内はカウンター4席と2人がけテーブル4卓、4人がけテーブル1卓の計16席。まずは軒先で注文書にオーダーを記入し、スタッフの回収時、引き換えに渡される番号札を持って呼ばれるのを待つシステムとなっている。


そしてコチラでは「えびす家」でも提供していた、房総のご当地麺「竹岡式らーめん」を啜ることが出来る。本来はチャーシューの煮汁を乾麺の茹で汁で割った個性的な一杯なのだが、馴染みのない人にも良さが伝わるよう、竹岡式らしさを残しつつ、豚や鶏のスープを合わせ「柏ブラック」にチューニングしているという。

麺量は茹でる前で並盛が170g、大盛で340gとなかなかに多めなので食べ切れる量を。トッピングはチャーシュー、野菜、背脂、海苔、めんま、青ネギ、玉ねぎ、そして生卵と醤油ダレの「すき焼き」を追加可能だ。またライスに加えてチャーハンも提供しており、麺プラス250円で半チャーハンセットにすることも出来る。

さらに店内には「上級者用」と書かれた裏メニューも掲示されているが、ネタバレ防止のため撮影禁止とのこと。是非お店で確認を。今回は 「チャーシューめん(1000円)」を注文。なお、スープの濃さをふつう、こいめ、からめの3段階から選べるが「ふつう」でお願いした。先客15名ほど。並び始めから50分かかって、やっとの対麺だ。

茶色いスープ、分厚い豚バラチャーシュー、刻み玉葱。丼相はまさに竹岡式だ。醤油のコクと酸味という竹岡式要素に、鶏と豚のスープを重ねて旨味を下支え。クセになる味わいだ。そして本場の竹岡式が乾麺なのに対し、こちらは生麺を使用。平打ちで縮れた中太麺で、麺肌はツルっとして喉越しがよく、醤油スープが染みて良い味に。

チャーシューは豚バラ肉が4枚。醤油ダレの味は濃すぎず絶品だ。ほか柔らかな極太メンマが2本、刻み玉ネギ、海苔がトッピングされる。竹岡式を昇華した柏ブラック、最後まで美味しく頂いた。今回は様子見で「チャーシューめん」のみにしたが、「すき焼き」を追加して生卵に麺や肉をつけて啜るのも旨そうだ。次回はアレンジしてみよう。

<店舗データ>

【店名】 柏 濃麺や 39名(さくな)
【住所】 千葉県柏市南増尾2-3-13
【最寄】 東武野田線「逆井駅」徒歩20分

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