夜の錦糸町で武蔵家DNA継ぐ「漢ラーメン」を
JR錦糸町駅南口から京葉道路を渡ってすぐ。マクドナルドやペッパーランチ、てんや、居酒屋などが入居する錦糸町駅前プラザビルの1階に2020年4月24日にオープンした家系ラーメン店「漢ラーメン 室」へ。ご主人は新中野「武蔵家」系列で修業し独立。一足先に北口で創業した「武の極み」も武蔵家出身なので、南北はさみ打ちだ。
まあ、旨い家系ラーメン屋なんて駅前になんぼあってもいいですからね。店内はカウンターのみ12席。券売機の上には「読め!」のPOPと共に『バキ』の単行本。カウンターでもオトコ感溢れるスタッフがテキパキ作業している。ラーメンは並700円からで、券売機の上段には「チャー(シュー)」「キャベツ」「生ビール」の大ボタンが。
ほか、追加トッピングには海苔、九条ネギ、味玉、ほうれん草も用意されている。麺量はプラス100円毎に中(1.5玉)、大(2玉)、漢(3玉)まで増量可能。もちろん麺の硬さ、味の濃さ、油の量も選択出来る。今回は「チャー並(950円)」に「味玉(100円)」をトッピングし、麺・味・油は全て普通で注文。無料のライスも並盛で頂く事に。
豚骨ベースの茶濁したスープはアツアツで、トロみはあるが重すぎず。醬油のカエシがしっかり効いていて、鶏油も香りが良く旨い。ガラを丁寧に漉していたのが印象的だ。そこに合わせるのは、家系ラーメン店御用達の酒井製麺製の中太麺。平打ち気味で麺肌はツルツル。コシもありスープとの相性は抜群である。
チャーシューは柔らかな豚肩ロースが5枚。脂身の少ない部分を使っているので、しっかりと肉の旨味を楽しめる。黄身ネットリの味玉と香りの良い海苔をライスにオンで恍惚の世界へ。ライス食べ放題との事で思わずおかわり・・・。最後はご主人おススメの通り、卓上のニンニクペーストを加え完食した。こりゃ重宝する店が増えたわい。
<店舗データ>
【店名】 漢ラーメン 室(むろ)
【住所】 東京都墨田区江東橋3-8-7
【最寄】 JR総武本線「錦糸町駅」南口徒歩3分