肥宝館 -貧すれば丼する-

【池袋】 塩そば専門店 桑ばら「塩玉そば(900円)」

自虐ネタに怯まず飛び込め!池袋の絶品塩そば

池袋駅東口からサンシャインの方向に歩いて8分ほど。豊島岡女学園北側の路地にある人気店「塩そば 桑ばら」へ。元々は2005年に「まるきゅうらあめん」として創業。2ヶ月の休業を経て「桑ばら」として再出発を切った。2018年夏には弟子筋の神田「MANNISH」とコラボした「らぁめん 生姜は文化」を巣鴨に出店という話題もあった。

着席してすぐ目に飛び込んでくるのは「当店スープしょっぱいです。しょっぱいのが苦手な方は美味しく感じられない恐れがあります」との貼り紙。他にも1位の「麺が固い」を筆頭に、店が汚い、冬寒い、夏暑い、店主の顔が生理的に受け付けないといった店の悪い所ランキングを掲示したりと、なかなかのクセの強さである。

だが、怯むことなかれ。実際にはご主人は優しく、熟練した調理で最高の一杯を啜らせてくれる。メニューは「塩そば」を主軸に、梅塩そば、塩煮干しそば、塩かけそば、冷やし、油そばなども提供。飯モノには塩豚めし、玉子ごはんなど。更に、日毎に「裏そば」なる限定メニューも用意している。今回は人気No.1の「塩玉そば」を注文。

麺が細いため2分かからずに着丼。透明度の高い清湯は鶏を丁寧に炊いた逸品で、脂が強過ぎない絶妙なバランスで仕上げられている。確かにカエシは強めだが、これまた旨いと感じるギリギリのライン。そこに硬めに茹で上げられた細ストレート麺が泳ぐ。ザクッとした歯ざわりで小麦の風味も良く、スープにしっかり馴染んでいる。

チャーシューは片面だけに焼き目を付け、余分な脂を落としたバラロール。アッサリと纏まった丼の中で一際存在感を放っている。味玉もお見事。ちなみに、私が啜っている最中にグループ客が来店したため席を詰めたら、ご主人からチャーシューのサービスが。大事な事だから二度いうが、ご主人は優しく気遣いの人だ。怯まず進め!

<店舗データ>

【店名】 塩そば専門店 桑ばら
【住所】 東京都豊島区東池袋1-27-5
【最寄】 JR山手線「池袋駅」東口徒歩8分

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