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肥宝館 -貧すれば丼する-

【埼玉 新三郷】 中華そば 須紗「特製 中華そば(1100円)」

みさと団地そばの新店は実力派

ららぽーとやコストコがあるJR武蔵野線・新三郷駅の西口から約1.5キロ、歩いて16分ほど。新三郷駅前通り沿い、彦郷小学校の南に2023年1月26日にオープンした「中華そば 須紗」へ。須紗と書いて「ずさ」と読む。ご主人は「麺屋武蔵」で11年修業して独立創業。店の隣には駐車場が6台分あるので車での訪問も安心だ。

店内はL字カウンター9席のみ。麺メニューは中華蕎麦、塩中華そば、つけ麺の3種をラインナップ。また券売機に「お試し」とPOPが付いた和え玉も用意している。一方の飯モノには白飯、チャーシュー飯、角煮飯、そして「あったらラッキー」と書かれた鶏飯セットも。今回は「特製 中華そば(1100円)」をオーダーすることに。

着丼までは待つこと5分ほど。薄濁りのスープは鶏ガラやゲンコツを炊いた動物系出汁に、煮干しや椎茸、昆布などを炊いた和出汁を合わせたもの。煮干しや乾物の風味が前面に出ており、動物系出汁が味のボトムを支えている。醤油のカエシのコクと甘味も重なり旨いスープだ。そこに合わせるのは菅野製麺所製の中細ストレート麺。

麺肌ツルツルで、コシがあってスープとの相性も抜群だ。チャーシューはレアな仕上がりの肩ロース肉1枚と、麺屋武蔵っぽさのある2センチほど厚みのある角煮が1つ。肩ロースは肉の旨味をしっかり味わえる仕上がりで、角煮は箸でホロりと解れる柔らかさ。甘味ある味付けで脂の面をバーナーで炙ってあり絶品だ。

ほか、黄身がトロリと溶け出す味玉、柔らかな太メンマ、小松菜、紫玉ネギ、刻みネギがトッピングされる。卓上には、おそらくオリジナルで配合したであろうペッパーミルが。やや甘めのスープなので、途中で振りかけると味が締まって最後まで美味しく啜れるだろう。非常に満足度の高い一杯。次回は是非つけ麺を啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 中華そば 須紗(ずさ)
【住所】 埼玉県三郷市彦成3-121-4
【最寄】 JR武蔵野線「新三郷駅」西口徒歩16分

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