春日部を代表するつけ麺店「蝉時雨」
東武線・春日部駅の東口から歩いて7分ほど。旧日光街道=かすかべ大通り沿い、粕壁宿本陣跡そばで営業する「蝉時雨」へ。創業は2008年4月。まだ今ほどポピュラーではなかった頃から、濃厚な動物魚介の「つけ麺」を提供してきた人気店だ。文化放送のライオンズナイターが流れる店内はL字カウンターに10席ほど。
寡黙なご主人が1人で厨房を切り盛りしている。麺メニューは動物魚介醤油の「つけ麺」を筆頭に、塩つけ麺、辛つけ麺、濃厚味噌つけ麺をラインナップ。また、中華そば、濃厚味噌そば、そして夏限定だろうか「冷し坦々」も用意している。それぞれチャーシュー、味玉、メンマ、ネギを追加トッピング可能だ。
なお、つけ麺の麺量は並盛(220g)と大盛(330g)が同料金。プラス150円で特盛(440g)にグレードアップ出来る。飯モノは「ごはん」「チャーシューごはん」を提供。瓶ビールを飲ることも可能だ。今回は味玉やコロチャーが増量されている「特製つけ麺」を大盛(1200円)で注文することに。待つこと8分ほどで着丼した。
つけ汁は豚骨と鶏の動物系出汁に煮干しや節の魚介を重ねており、動物系の旨味が先行。そこに背脂の粒がコクを加えている。ややトロみがあるが、重さや甘さが過ぎる事はない。一方の麺は自家製。弾性もコシも強すぎず、噛めば噛むほどに甘味を感じる太麺だ。いわゆる「またおま系」だが、比較的優しい味わいと言えよう。
麺の上には噛み応えがあり醤油ダレが香ばしい豚バラチャーシュー2枚、甘めのメンマ、海苔、刻みネギ、貝割れが乗る。そして、たっぷりのコロチャーと黄身ネットリの味玉は汁の中に。具沢山で食べ応えがある。最後は卓上のポットに入った柚子香る昆布ベースの割スープを注ぎ完食。中華そばも旨いそうなので、いずれまた。
<店舗データ>
【店名】 蝉時雨
【住所】 埼玉県春日部市粕壁東2-3-41
【最寄】 東武線「春日部駅」東口徒歩7分