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【茨城 石岡】 中華そば 貴将「味玉つけ麺(950円)」

自家製麺のハイレベルなマルチプレイヤー

JR常磐線・石岡駅の東口から1.8キロ、歩いて25分ほど。国道6号と県道7号=石岡筑西線が交わる旭台1丁目交差点そばに、2020年1月17日にオープンした「中華そば 貴将」へ。お店は水戸「麺処 諭吉」で1年半修業を積んだ鈴木貴博氏が、同僚の遅塚将章氏を誘って共同で切り盛りしている。2人の名前を取って「貴将」と。

余談だが「麺処 諭吉」は、水戸の人気店「門つる」の2号店。そして「諭吉」の副店長がつくばで独立し、2019年に「麺屋 必道(ヒット)」を創業している。そのため茨城のラーメンシーンに詳しい方は「貴将」を門つるグループの4店舗目とカウントしている。店内はカウンター席に加えボックス席が4シート。入口横には製麺スペースもある。

ファミリー層の支持を集めるには豊富なメニューが鍵と、様々な麺類をラインナップ。人気が高いのは、濃厚豚骨魚介の「つけ麺」、門つるグループ得意の「白味噌らーめん」、そして「背脂中華そば」だそうだ。ほかラーメンは鶏+節のアッサリ清湯が醤油・塩の2種あるほか、手揉み麺の中華そば、担々麺、とんこつらーめんも用意。

一方のつけ麺類は、濃厚豚骨魚介のレギュラー「つけ麺」に加え、煮干をブーストした「にぼとんつけ麺」、マー油入り「黒つけめん」も提供する。さらに「油そば」と、こちらもマー油入りの「黒まぜそば」をラインナップ。方向性が違うメニューばかりで悩んだが、今回は人気No.1の「つけ麺」を味玉入り(950円)でオーダーした。

待つこと10分程で、艶のある美しい太麺とつけ汁が到着。この麺、とにかくコシが凄い。加水率高めでプリッとした食感。汁につけず、そのまま食べても小麦の良い風味が。自家製麺の中でもハイレベルだ。一方のつけ汁は、粘度高めでガツンと濃厚だ。豚骨の旨みに加え、ザラつくほどに魚介も主張。甘み控えめで塩味が強めだ。

メリハリある若年層向けのチューニングなので、後半少し食べ疲れる感あり。チャーシューはバラロールとレアな肩ロース肉が1枚ずつ。黄身がトロトロの味玉も、メンマもネギも予めつけ汁にイン。最後は魚介風味をブーストする割りスープでシメを。こりゃ近所にあったら全メニュー制覇したくなる店だ。次は何を啜りに来よう。

<店舗データ>

【店名】 中華そば 貴将(きしょう)
【住所】 茨城県石岡市八軒台4-6
【最寄】 JR常磐線「石岡駅」東口徒歩25分

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