深夜のアカン奴。白飯が止まらない反則技
眠れない午前2時、環状七号線を飛ばして自称・日本一ご飯がすすむラーメン「肉玉そば おとど」の亀有店へ。本店は北松戸の駅前。店主の越智雄一氏は、信州ラーメン界の雄「ボンド・オブ・ハーツ」グループの代表・塚田兼司の下で修業。28歳で「肉玉そば おどど」を開業したという気合の入った人物だ。
丼には甘辛い豚バラ肉、柔らかな煮豚、生卵という欲望の限りを尽くしたトッピング。徳島ラーメンを髣髴とさせるビジュアルは、通風予備軍の心を掴んで離さない。スープは鶏+豚+牛の三獣を使用したコッテリ系。それをメシ茶碗にぶっかけ、テッカテカのメシつぶを吸飲していく。しかもライス無料とは、わかってらっしゃる。
一方の麺は中太で柔らか目の茹で上がり。こちらもスープとの相性は抜群だ。途中で追いニンニクを投入。溶ける胃壁、頑張れ粘液。嗚呼、ゲップまでも旨いとは。しかも午前3時閉店とは、もう菩薩である。ありがとう、おとど。少し寿命が縮みました。
【追記】久々の亀有店で異変…
2019年2月12日(火) 「極☆肉玉そば(1230円)」
一時、通い過ぎた反動でご無沙汰だった「おとど」。いつの間にか店のパースが白くなったのは知っていたが、内容も変わっていた。メニューは醤油、味噌、塩、旨辛の4種が軸。まぜそばも提供。ハーフサイズは500円台から用意されているが、基本は1200円オーバーのメニューがメイン。ライスは無料だが、随分高くなったものだ。
ラーメンの味は大きく変わらないが、カウンターの上の暖簾にはホコリがビッシリ。自動ドアは壊れたままで、従業員(外国人)は手が空くとスマホをいじり出す。一昔前までの活気はどこへやら。昔なら並び客が出来ていた時間に行ったのだが、閑散としていたのも納得だ。味は劣化していないだけに、非常に残念である。
<店舗データ>
【店名】 肉玉そば おとど 亀有店
【住所】 東京都葛飾区亀有5-49-6
【最寄】 JR常磐緩行線「亀有駅」北口徒歩5分