肥宝館 -貧すれば丼する-

【浅草】 麺処 若武者 ASAKUSA「会津山塩肉物語(1100円)」

二本松発!殿堂入り人気店の福島ご当地麺

浅草の国際通り沿い、浅草公園六区バス停前に2019年7月にオープンした「麺処 若武者 ASAKUSA」へ。本店は福島県二本松市にあり、ラーメンWalker福島で2年連続1位を獲得して初の殿堂入り。また、海外でも数々の受賞歴を持つ実力店だ。ご主人の山本一平氏は千葉県柏市にある中華の老舗「知味斎」で修業し2009年に独立。

当初は福島で中華料理店を営んでいたが、震災を機にラーメン専門店にシフト。精力的にイベントに出店し、いまや福島ラーメン界を牽引する存在に。福島県内に数店舗を展開する他、2017年から2019年5月末まで県外初進出店「麺処 若武者 草加分店 東北六懸堂」を川口市で運営。この夏、そちらを閉店し浅草に移転した形だ。

草加「東北六懸堂」時代は青森シャモロックのラーメンもあったが、浅草ではいずれも福島のご当地食材をフィーチャーした一杯をラインナップ。清湯ラーメンは、温泉水を煮詰めて作る会津山塩に会津地鶏と6種の貝の出汁を合わせた「会津山塩物語」、煮干しに喜多方星醸造の特選醤油を合わせた「黒煮干中華そば」の2種を提供。

一方の白湯では、会津地鶏と川俣シャモ、伊達鶏を炊いた二本松の本店の人気メニューである「濃厚福島鶏白湯」「特濃旨辛福島鶏台湾」、加えて「つけそば」も用意。飯モノには麦めし、チャーシュー丼、名物温泉卵ぶためしも。今回は「会津山塩物語」のチャーシュー増しにあたる「会津山塩肉物語」をオーダーした。

到着したのは黄金色の澄んだ清湯に平打ち縮れ麺が泳いだ、喜多方スタイルのラーメンだ。エクストラのチャーシューは別皿での提供。食べ易いものの、画としてはちょっと寂しい。スープは鶏出汁に帆立や蛤、浅蜊、北寄貝など6種の貝から取った出汁を合わせた、旨味たっぷりのアッサリスープ。山塩もしっかり効いている。

中太で縮れた平打ち麺は、本店同様に福島市・羽田製麺のものを使用。クニュっとした食感で旨い。チャーシューは脂の多いバラ肉で、味付けは薄目。スープに浸しても、そのままツマミにしても最高だ。予め丼に盛られた3枚を含め計18枚という贅沢ぶり。このボリューム感、クセになりそうだ。次回は白湯も啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 麺処 若武者 ASAKUSA
【住所】 東京都台東区西浅草2-27-12
【最寄】 つくばエクスプレス「浅草駅」徒歩1分

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