勝浦タンタンメン御三家の味を富里で
東関東自動車道・富里インターから車で5分ほどの「はらだ 富里店」へ。こちらは勝浦タンタンメン御三家の一角をなす「はらだ」の姉妹店。勝浦タンタンメンとは千葉県勝浦市のご当地麺で、ゴマペースト=芝麻醤を使った一般的な担々麺とは全く違い、スープの表面に大量のラー油を浮かべたオリジナリティ溢れる一杯である。
勝浦の本店は休日だと1時間待ちも当たり前という「はらだ」だが、小見川と富里に姉妹店を展開していて、ピーク時を外せば並ばず食べられるのだ。お店は3階建てビルの1階にあるのだが、玄関が表通りに面していないので案内の看板を見逃さぬよう。駐車場はビル利用者共用だが30台分近く用意されているのでご安心を。
メニューの主軸「タンタンメン」はラーメン・つけ麺の両方を用意していて、スープのベースを醤油と味噌から選ぶことが出来る。モヤシ、野菜、チャーシューを追加トッピング可能で、辛さも控え目・やや控え目・普通・辛め・大辛の5段階で調節できる。また辛味が苦手な方のため、ラー油抜き「辛くないメニュー」も提供。
今回は醤油スープの「もやしタンタンチャーシュー」を辛めでオーダーした。スープは鶏ガラベースに醤油のカエシを効かせたもので、表面には香ばしい真っ赤なラー油の層が。舌がヒリつくというよりは、気を抜いてズズっとやると咳き込んでしまう、喉を刺激する辛味だ。そこに柔らかく煮込まれた玉葱が甘味を加えてくれ旨い。
中細で縮れた麺は本店同様に竹屋製麺だろうか。スープを吸って旨い。しっかり醤油味の付いたチャーシューはモモ肉が6枚。赤身中心なので、ラー油の中で存在感を放つ。シャキシャキのモヤシと挽肉は良い箸休めに。さすが御三家の味、あっという間に完食した。5段階の辛さ設定は的確だと感じたので、ぜひ自分に合った注文を。
<店舗データ>
【店名】 はらだ 富里店
【住所】 千葉県富里市七栄532-222
【最寄】 東関東自動車道「富里I.C.」より車で5分