見出し画像

肥宝館 -貧すれば丼する-

【福島 鏡石】 本田商店「チャーシューめん(980円)+たまご(110円)」

鏡石「本田商店」で絶品白河ラーメンを

JR東北本線・鏡石駅から須賀川方面へ歩いて10分ほど。旧4号線沿いに2020年5月24日にオープンした「本田商店」へ。ご主人は郡山市安積にある豚骨の人気店「HAjiME」、さらに矢吹町にある白河ラーメン「つむら家」で修行したのち、故郷の鏡石で独立創業。実家の「ほんだ画廊」をラーメン店に改装したそうだ。

ホーロー看板が飾られた昭和レトロな佇まいの店内はカウンターとテーブル、店奥には小上がりも。合わせて25席ほどあるが、休日は昼を過ぎても行列が絶えない人気ぶりだ。白河スタイルの醤油清湯が人気で、鶏ガラスープと濃口醤油の「中華そば」、薄口醤油の「淡麗中華そば」、鶏ガラ+和風だしの「支那そば」の3種を揃える。

この他「みそらーめん」「マー油みそらーめん」も提供するほか、チャーシュー丼や明太子ごはんといった飯モノもラインナップする。今回は「チャーシューめん(980円)」に「たまご(110円)」をトッピングし注文することに。なお、同行者は「マー油みそらーめん(900円)」に、たまごとバター(30円)を乗せてオーダーしていた。それも旨そうだ。

待つこと10分ほどで着丼。琥珀色の醤油スープは鶏の旨味たっぷりで、鶏油が厚めに張られ重厚な味わいである。カエシに使っているのは会津坂下のキンタカサゴ醤油だそうだ。そこに合わせる平打ちで縮れた中太麺は、店奥の製麺室で打った自家製。多加水でチュルリとした食感は白河スタイルの王道。箸もレンゲも止まらない。

チャーシューは、柔らかで解れるバラ肉が3枚、赤身の旨味が楽しめる肩ロース肉も3枚、歯ごたえのあるモモ肉が2枚と豪勢。いずれも醤油ダレでしっかり味と香りが付けられており美味である。黄身がトロトロの味玉も、良い鶏卵を使っており絶品。ほか、柔らかな細メンマ、海苔、カイワレ、ナルト、刻みネギがトッピングされる。

スープも麺もトッピングもハイレベルで、あっという間に完食。一方、同行者の「マー油みそらーめん」は、タレに会津高砂屋の味噌を使用。甘味とコクのあるスープにビターなマー油を合わせたジャンキーな一杯だ。醤油、味噌ともハイレベルである。なお、営業は15時までが目安だが、この日は麺切れで14時頃に閉店。行く際はご注意を。

<店舗データ>

【店名】 中華そば 本田商店
【住所】 福島県岩瀬郡鏡石町本町154-8
【最寄】 JR東北本線「鏡石駅」徒歩10分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「福島県」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事