肥宝館 -貧すれば丼する-

【赤坂】 九州じゃんがららあめん 赤坂店「こぼんしゃん 全部入り(1180円)」

キアヌ・リーブスが啜った豚骨ラーメン

2017年6月中旬、俳優のキアヌ・リーブス氏が来日した。ラーメン好きで知られるキアヌ氏は、来日のたびに下調べをし名店を行脚している。その彼が今回の訪日で選んだのが赤坂の「じゃんがららあめん」だ。新代田「なんでんかんでん」とともに、東京の豚骨ブームを牽引した超有名店である。

「なんでんかんでん」が全店潰れてしまったのに対し、「じゃんがら」は、現在も秋葉原の本店をはじめ、銀座、日本橋、原宿、池袋など、都内中心に複数店を展開。ちなみに、創業者の下川高士氏は元々、学習塾の副業でラーメン店を開業した。スタッフに九州出身者が多く豚骨系を提供。当時は珍しさもあり人気店に。

メニューは、豚骨+鶏ガラでライトな飲み口の「九州じゃんがら」、ゲンコツを使用した濃厚系の「ぼんしゃん」、マー油を浮かべ熊本風に仕上げた「こぼんしゃん」が軸と言っていいだろう。ほかにも、味噌や辛味を加えたもの、つけ麺、動物性食材を使わず仕上げる「ビーガンらぁめん」まで揃えている。

数ある中で、今回はキアヌ氏が啜ったのと同じ「こぼんしゃん 全部入り」をオーダー。キアヌ氏は知っていて選んだのかもしれないが、こぼんしゃんは赤坂店で生まれたメニューだそうだ。豚骨に鶏ガラを加えて煮出したマイルドなスープに、自家製マー油という組み合わせ。麺にマー油が絡み、香ばしいニンニクの香りが鼻に抜ける。

全部入りにするとホロホロの豚角煮や、黄身がホクホクの味玉子、明太子がトッピングされる。角煮との相性を考えて、ついつい「ごはん(130円)」も注文。さらに替え玉(150円)まで…。最近のじゃんがらは「臭みが消えた」と批判的に言われるが、こぼんしゃんは安定の旨さだ。キアヌ氏に「good」と言わせただけのことはある。

<店舗データ>

【店名】 九州じゃんがららあめん 赤坂店
【住所】 東京都港区赤坂2-15-15
【最寄】 東京メトロ千代田線「赤坂駅」徒歩3分

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