創業は昭和44年。希少なラーメン専門の駅蕎麦
東武線西新井駅の下り3・4番ホームで、朝8時から夜8時過ぎまで営業する「西新井らーめん」へ。カウンターで立ち喰いで啜る、いわゆる「駅そば」の店だが、こちらは定番の蕎麦&うどん店ではなく、珍しいラーメン専門店。急行だ準急だ鈍行だと、ひっきりなしに列車が滑り込んでくる中で啜るラーメンは、また格別だ。
ラーメンは1杯500円。ワンタンメン、コーン、メンマ、モヤシ、ネギ、味玉入りがそれぞれ550円。ほか、みそラーメン、カレーラーメン、夏場には「冷やし中華」「ざる中華」や「かき氷」まで提供している。また単品のカレーライスもあり、ラーメンとセットで食べるツワモノの姿も。今回は「ワンタンメン」をオーダーした。
スープは鶏ガラベースの醬油清湯で、塩味も化調も控え目でアッサリした飲み口だ。麺は多加水の中細縮れ麺で、大鍋に泳がせ平ザルで麺上げする本格派。やや柔らかめの茹で上がりだが、スープとの相性は良い。ワンタンは餡は少ないが、皮が大判でチュルリとした食感が魅力。これが50円で追加できるのは嬉しい。
チャーシューは豚肩ロース肉でジューシーな仕上がり。メンマ、ワカメ、ナルト、刻みネギも乗って550円とはお値打ち価格。後から後から客が来るのも納得だ。ちなみに東武線だと「西新井らーめん」のほか、春日部駅の東武野田線ホームにもラーメン専門の立ち喰い店「東武らーめん」があるので、お好きな方は是非。
<店舗データ>
【店名】 西新井ラーメン
【住所】 東京都足立区西新井栄町2-1-1
【最寄】 東武線「西新井駅」構内 3・4番線ホーム