肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【東京駅】 㐂蔵(きぞう)「タン増し玉子(1100円)」

意表を突かれた「牛タンねぎ塩ラーメン」

行列の「六厘舎」から「東京駅 斑鳩」「ソラノイロNIPPON」など名店8店を揃える東京駅地下のラーメンストリート。今日は、珍しい仙台牛タンねぎ塩ラーメンが味わえる「㐂蔵」へ。こちらは、葛西の老舗「ちばき屋」の店主で日本ラーメン協会理事長・千葉憲二氏が手掛ける“最初で最後の”セカンドブランドである。

スープは牛スジやゲンコツなどを使った塩味の清湯で、あっさりした飲み口だが旨味は十分。ネギとゴマ油の香りが食欲をそそる。ネギは数種類を使い分け、キクラゲも肉厚なモノを使用するこだわり様。一方、メインとなる「牛タン」は、よく煮込んであり柔らかく旨いのだが、タン増し1100円で2枚というのは少し寂しい…

なお、丼の中心に浮かぶペーストは、ニンニクに生クリームを混ぜたもの。味に舌が慣れた中盤以降で大活躍。ちなみに千葉氏は「半熟煮玉子」を考案した人物。玉子入りにすると、その元祖の味も楽しめる。千葉氏が故郷・宮城の名物を使って、ラーメン界に一石を投じた一杯。ぜひ一度、試してみて頂きたい。

<店舗データ>

【店名】 㐂蔵(きぞう)
【住所】 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F
【最寄】 JR「東京駅」八重洲中央改札より1分

★テナント入替えのため2018年9月2日で閉店。
★跡地には「東京煮干らーめん玉」が入店。

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