highdy の気まぐれブログ

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人は誉めて育てるものである(ヤル気の引き出し方)

2020年02月27日 | 処世訓(highdy のことば)

楽しく勉強することが大切

 人は褒めて育てるものです。それは何故でしょうか?
 既に「記憶のお話(その1)」でもお話しましたが、ヒトの脳は一度ある快感を味わうと、さらに同じ快感を求めようとします。そこで楽しく勉強することが大切です。

 自分の知識や技術というものを他人に教えることは、易しいようで実は難しいことはお分り頂けると思います。しかし、少しだけコツを知ると、容易に可能であることも納得されるでしょう。
大人も子供それは同じで、初めの一歩が肝心です。学ぶことが楽しい、すなわち授業というものは楽しくなくては興味も湧かないし、勉強する気にもならないものです。
知識や技術も全く同じで身につきません。大昔のスパルタ教育なんて言うものは、いまや死語と言ってもいい位です。



 highdy の数多くの経験からそのコツの一部として7ケ条を紹介してみましょう。

① 先ずそれ(知識や技術)を知ってどんなメリットがあるかを知る(教える)ことです。
一般的な多くの人は、それを知って何がいいのか損得を考えるものです。そして嫌なこと(辛いこと、痛いことなど不快なもの)は極力避けようとします。
これは犬や猫の躾(しつけ)と同じ学習効果に似ています。してはいけない粗相をしてダメだと叱られたらやめます。何か芸を教えられ、上手にできたらご褒美がもらえるとその芸を覚えます。

② 初めは誰でも習得しやすい簡単なことから始めます。これが重要なことで達成感を味わってもらうことです。
いきなり他人と差がつき過ぎると、自信を失いヤル気をなくするものです。初めから難しいと自分には適性がないと諦めてしまう人も多く、少し努力すればできるレベルがほど良い加減なのです。

③ 簡単なことの中に、一般的な最低限の基礎を教えます。
何事も基礎が最も大切であり、土台がしっかりしていないとそれから先はすぐに限界が見えて、努力が報いられない状態が起こります。

④ レベルをほんの少しだけ上げ、できた時の喜びを感じさせることが大切です。
人は誰でも過去にできなかったことができるようになると、嬉しくなり、もっと頑張って学びたい、もっと練習したい気持ちになります。つまり、興味が湧いてくるのです。

⑥ 基本的な知識や技術を覚えたところで、同じ結果を得るのにもっと簡便な技を教えます。
簡便な方法は緊急的な場合を除き、絶対初めに教えていけません。人はラクをしようとする動物です。基礎を身につけていないと、他の場面で応用ができなくなる恐れがあります。

⑦ 本人がヤル気を起こせば、指導者は助言だけで強制的な指導は不要です。
できたことを次々に褒めればよい。 すると、さらにヤル気が出てくるものです。 
そして、より伸びるためのヒントも与える必要があります。
自分で考えさせることも、大切な教育法のひとつです。


 冒頭で説明しましたが、脳科学的に人間の脳はそのようにできており、良いことでも悪いことでも一度快感を味わうと、さらに同じ快感を味わおうとするようになっています。
麻薬やアルコールの中毒、ギャンブル依存症、万引きなどの犯罪の繰り返しの殆どはそれが原因です。もちろん、彼らのための社会的支援制度の不備も沢山あり、更生法・矯正法を誤ると、また類似の犯罪を犯す例もあります。
記録を伸ばすアスリート達もヤル気を起こす人と全く同様です。



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3 コメント

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世の中の指導者はhighdyさんの言葉を心して聞くべし・・・。 (fumiel-shima)
2020-02-28 14:42:26
仰る通りだと思います。
国を動かす政治家や教育者をはじめ、企業の中で責任ある立場の人達や、零細企業や個人事業の経営者達もすべてこの7か条のようなことがきちんとできているかどうか自分自身を振り返り更に意欲的に考え進むべきだと思っています。
自分が得た知識は奪われることはありませんが、自ら多くの人にも活用していただくということが大切でその広がりが改善や成果に結びつくものだと思います。
ちょっとポイントがずれるかもしれませんが私は管理職になってまだ2年ぐらいの息子が時々戸惑いを見せる時には、山本五十六の言葉から『やって見せ、言って聞かせてさせて見せ、褒めてやらねば人は動かじ』を引用し、『褒めて育てる』を推奨しています。
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深い意味を込めてあるのですか? (fumiel-shima)
2020-02-28 15:17:35
本文とは全く関係のないことですが・・・
ブログに掲載の写真の「クリスマスローズ」や「淡く優しいピンクの椿」に秘められたhighdyさんの「思い」のようなものがあるのでしょうか?
highdyさんの言葉にクリスマスローズが頷いているようにも見えますし、優しく微笑み語り掛けるようなピンクの椿からもなんとなくメッセージのようなものを感じましたが・・。



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最適のお言葉だと思います。 (highdy)
2020-02-28 20:18:39
fumiel-shima さん
子供は親の背を見て育つものです。いくつになっても人生経験豊富な親には学ぶことが多いものです。息子さんへ伝える親の指導としては最適のお言葉と思います。
ところで花の件、我が家には3種類のクリスマスローズが元気に咲いていますが、花言葉は「私の不安をやわらげて」「慰め」「中傷」などで記事とは関係ありません。ただ、私にはその咲き方が「謙虚」に見えて好きです。それでタイトル画に使ってみました。椿は「羽衣」という種類で紫陽花が好みの花ですが、とても清楚な感じで私も好きです。文字ばかりでは味気ないので、料理の箸休め的に挿入してみました。
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