3.11

”あの日”から5年という節目を迎えました。
災害発生後から支援の手が入り、復興が進んでいます。しかし地震、津波、原発、3重にもなる爪痕はいまもなお強く残っています。
「まだ5年」なのか「もう5年」なのか、それとも「いまだ5年」なのか「まさに5年」なのか、被災地の住民の方々は現在も複雑な思いを抱かれているのではないのでしょうか。


ウチの近所で原発の作業へ向かわれた方がいます。
昨年一時的に帰省された際に母がその方と会ったのですが、髪の毛は薄くなり、顔は老け、元気も無くなっていて数年前の面影が無かったとのこと。
そして先月亡くなられました。死因は「過労」とだけ伝えられているそうですが、どう考えてもそのはずではないと、ご両親や兄弟の方はみな口をそろえています。

また、震災直後にボランティアとして現地に行った知人もいます。
主に瓦礫の片づけだったそうですが、状況があまりにも…　ということで途中で帰宅したとのこと。
詳細はあえて書きませんが、現在もなお鬱を患っている状況で、実家で療養中です。


当時の犠牲者を出しただけでなく、そのあとも人々を悩ませ苦しめる震災。
現地の方々の生活を取り戻すのは厳しいと思いますが、少しでも誰かの為に役立ってほしいと思いつつ、今年も義援金を寄付します。