Memorandums

知覚・認知心理学の研究と教育をめぐる凡庸な日々の覚書

井上達夫『法という企て』

2005-12-05 | Books
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法哲学の課題は結局,二つの問いに集約されます.「法とは何であるか」と「法は何であるべきか」です.前者は法概念論,後者は正義論と呼ばれます.

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法の脱物神化とここで言うのは,正義をめぐる私たちの論争・闘争を超えた中立性の高みに鎮座する特権的存在としてではなく,この論争・闘争のただ中で絶えず自己自身を問い直し批判的に再編する実践として法を位置づけ直すことです.
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References
『法という企て』著者からのメッセージ:井上達夫
http://www.utp.or.jp/bulletin/kuwadate-hitokoto.html
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