Memorandums

知覚・認知心理学の研究と教育をめぐる凡庸な日々の覚書

卒業と就職

2009-10-19 | Education for 3,4年
 4年生では、就職活動や卒業が思い通りに進まないこともしばしばある。教師や親がまわりから問いただしたり指図しても、ただ追いつめるだけかもしれない。今できることをひとつずつ確かめながらやればそれでよい。課題や問題は、難しそうなことよりも簡単にできそうなことから取り組むことだ。もしうまくいかなくともそれが勉強であり、発見があるはずである。たとえ卒業が先にのびても、そのような勉強と準備の時間が増えたと思うことだ(もちろん、この場合ほかに経済的問題や周囲の人間を説得するという課題も残る)。このような作業に「意味」や「楽しみ」を見つけるには行動と考え方の工夫が必要だろうが、続けるためには自分で見つけてみたいものだ。
 具体的なideaをひとつ。何でも書いておくノートをつくるとよい。個人的にはA5サイズでしっかりした作りのものがよいと思う(A4の資料が2つ折できれいにおさまる)。to do list と行動の記録である。朝、PCを立ち上げる(携帯チェック?)前に、今日やることを具体的に書く。必ず、具体的な手順と所要時間の見込みを記入する。その事項が終わったら、実際の所要時間と残した問題を書いておく。次回はそこからやればよい。
 たとえば、以下のようなものも参考になるかもしれない。

東大で学んだ卒論の書き方★論文の書き方
http://staff.aist.go.jp/toru-nakata/sotsuron.html
後半の、「研究ノートとその使い方」あたりは参考になるだろう。4年生にとっての卒業論文の意味は、このようなplanning と日常のmanagementを自分で学ぶことにもあるのではないだろうか。
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