ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

道東紀行2022年6月 その3 知床羅臼 シマフクロウ

2022-08-14 | 北海道 夏の道東
シマフクロウ♀ 6月20日 知床羅臼 鷲の宿

6月19日、根室での落石クルーズを終えてから知床半島の知床峠に向かいました。途中土砂降りにあったりと不安定な天気の中、峠に到着。雲はまだあり、風も強くあまり良い条件ではありませんが、何とかハイマツは見えます。ところが、カメラマンは皆無。あれっと思いましたが、暫く待ちました。アマツバメが飛ぶだけで、残念ながらギンザンマシコにはお目にかかれませんでした。今年はどうかしてるのか?と気になります。
さて、鷲の宿に投宿し、夕食を終えて出番を待ちます。今季はヒナが2羽生まれたそうで、久しぶりの事らしく餌がたくさん必要なせいかよく出てくるとの事。期待を胸に待ちますが、一向に現れる気配なし。宿の親父さんがたまに遅い時もあるが、9時には出てくるよとの言葉も虚しく響き、あっという間に午前零時を回ってしまいました。今日の嵐で雷がなったせいではないかとの推測もありましたが、いつまで待とうかなと悩み出した午前0時20分ごろ、忽然とシマフクロウ♀が登場!魚を捕まえて食した後、ヒナの待つ巣にお持ち帰りです。
この♀には足輪がありません。道東のシマフクロウは全数全巣が把握されているはずですが、やはり未知の営巣場所がある様です。さすが、知床は奥深い。その後頻繁にくるかと思いきや、1時間半も待たされ、やっと次に来たのは午前1時50分、今度は足輪のある♂親でした。
生簀にダイブしハンティング!
こちらも自分の分を食した後、巣にお持ち帰りでした。
明日もあるので、3時で切り上げようとしていると午前2時54分頃、また♂がやって来ました。止まり木からふんわりと着地。
そして同じ様に自己分を食して、更にヒナの分をお持ち帰りです。
3時で切り上げ部屋に戻りましたが、この後直ぐにやって来たそうで、この日は計4回と最近では少なめの様でした。雷のせいかどうかは分かりませんが、こんなに遅いのは最近では月に一度あるかないかとの事。こんな日に当たるのは運が良いのか悪いのか‥‥きっと、明日は反動でたくさん出るに違いないと期待して就寝。
翌日は予報通り、荒天。宿にいても仕方ないので、知床峠に行ってみましたが、やっぱり雲の中、強い風と雨の中、どうしようもありません。夕方、雨が止んだので、知床峠にまた登ってみましたが、高いところはやっぱり雲に覆われ、サッパリでした。という事で、知床ではシマフクロウ以外は何の成果も無しでした。

次回は、翌日のシマフクロウですが、やっぱりと言うか期待した通り、真っ暗になる前に2羽で現れてくれて、前日の疲れを帳消しにしてくれる大サービスでした。ご覧いただき有り難う御座います。


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