ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

春の琉球列島紀行2024年3月 奄美大島編 その1/アマミヤマシギ ルリカケス ズアカアオバト等

2024-06-03 | 琉球地方
林道にたたずむアマミヤマシギ 2024年3月26日 奄美大島

3月25日朝の便で、鳥友2人と石垣島を後にし、那覇経由で、奄美大島に午後3時ごろ到着、レンタカーに乗り込み、先ず空港隣の漁港で草地を探索。ブロックなどの資材が積み上げられていて、草地は少ない。目ぼしい鳥はおらず、亜種ホオジロハクセキレイを収めて、奄美自然観察の森に移動。
自然観察の森ももはや夕暮れ時で、入り口付近を少し散策して、早々に宿に移動でした。時折、アカヒゲの囀りは聞こえるものの姿を目にすることはありませんでした。短い時間に撮らせてくれたのはキセキレイと‥
奄美固有種のルリカケス。光線の具合は今一つのため、発色も今一つでしたが、早々にカメラに収まってくれてありがたいです。
名瀬市内のホテルに投宿して、翌朝暗い内に起き出し、ミナミトラツグミ(旧亜種オオトラツグミ)の囀りを近くの旧道で耳にして堪能。次第に夜が明けて道に出てくるツグミ大の鳥が見える様になりました。トラツグミか!と期待しましたが、いずれもシロハラ。ちょっとガッカリ。明るくなって写真も撮れる様になって、現れたのは、地元のリュウキュウサンショウクイでした。本州にも随分進出していますが、やはり本場で見る方が、なんかそれらしい。気のせいでしょうが。
電線に止まっていたのはズアカアオバト。
木の幹に直接なるイチジクの一種にやって来たのは亜種アマミヒヨドリでしょうが、亜種イシガキヒヨドリと比べると茶色味が薄いですね。実を食していました。
ここまではまだ雨は降っていませんでしたが、午前9時から金作原ツアーに参加しようと宿に戻る頃から雨が降り出して来ました。雨は止むとの予報でしたが、ツアーの間中、結構な雨。お陰で野鳥にはほとんどお目にかかれず、森の成り立ちや植物などのお勉強をさせてもらいました。午後から奄美自然観察の森に移動しましたが、寒気が南下して、寒く、おまけに暗く鳥の出はサッパリ。夕方、早めに切り上げて、今夜のナイトツアーに備えました。暗くなって、集合場所に到着。6人ほどで、ジープに乗り込み、夜の林道を進みます。マングース駆除対策が功を奏して、希少な野生種は数を増やしつつあり、事実、アマミノクロウサギは出発早々、林道に入ると直ぐにその姿を目にしました。今回、アマミノクロウサギについては数は出たものの、じっとたたずんでくれた個体がなく、写真はブレブレでした。さて、肝心のアマミヤマシギですが、今夜は中々お出ましがありません。後半になって、やっとガイドさんが見つけてくれましたが、道の脇の草の陰。
2羽目もやっぱり、こんな感じ。しかし、よく見つけるもんだな、と感心しました。さすが、プロのガイドさんです。
ツアーの終わりに近くなって、やっと道端にボォッーとたたずむアマミヤマシギが現れてくれました。ほんの数mで、なんとか全身が収まるほどの近さ。それでもじっとしてくれて、かえって大丈夫かいなと思ってしまいます。マングースはいなくなったものの野良猫がまだまだいますからね。
明日は良い天気で、アカヒゲに期待しましょう。

次回は、翌27日の奄美自然観察の森で、アカヒゲがしっかり出てくれました。ご覧いただき有り難う御座います。


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