流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

とある科学の超電磁砲 24話 を語る

2010-03-21 03:16:18 | <とある科学の超電磁砲>


ついに最終回。
木原の乗るメカがギアス系アクションしててサンライズの血筋か!と楽しんで見れました。
安全第一とか、作業用ロボット感が醸し出されてるのも良かった。
この辺はサンジゲンと組んでるっていうのも大きかったのかな。
美琴が敵メカと向かい合うところなんかかっこ良かったです。
最初の方で黒子が鞄から出してるアレとかグレン3話の長刀思い出しとか。



OPで使われた構図を使いながら決着。
なんか1クール目の決戦のときのあれって射程50メートル以上ありそうな感じだったけど。
黒子との連携の流れとかOP流しながらの流れはあんましうまく決まってないように思ったけど、
最後の超電磁砲は気持ち良かったな。やっぱこういう演出ってありがちだけどカッコいいよなぁ。



木原が受けた仕打ちやその怨恨がどのように作用してるのかってのが不明瞭に思ったけど、
最終回はアバンから能力体結晶を見つめる木原を出してきていて、
その自分自身を見るかのような、そして子供を過去の自分に重ねるような目線が気になった。
この辺なんかはカプセルの中の春上さん、うつりこむ木原、カプセル内の結晶と、
それらが混在してる感じが個人的に引っかかったなぁ。
木原の恨みが自分がレベル6になれなかったコンプレックスや、夢を貸した学園都市に向き、
自分ではなく子供をレベル6に挙げる子供への偏愛とも思える部分など、
そういう複雑な心理が働いてる感じが引っかかったというか。

そしてそんなレベル6になる夢とは別のことを学園としに見出したのが美琴たち。
結局、問題は生きている場所にどのような価値を見出すのか、
という学園都市の位置づけみたいな話のように感じられたな。
木原のような反応こそが学園都市の本質かもしれないが、
美琴たちの思いもまた真実である、と。
前期OP曲が流れるのは、やっぱあっちの方がテーマに沿った曲だっていうのもあるのかなぁ。
『私が今 私であること 胸を張って 全て誇れる!』
まあ、ここの詞の部分は使われてなかったけど、ここがやっぱ大事なんじゃないかなぁ、と。
今の自分を、取り巻く環境を誇りたいっていう部分が根幹じゃないかと自分は思っているので。
そしてそれはオタクである自分の肯定とか、視聴者にも跳ね返ってくる部分でもあるんじゃないかと。
まあ、この辺はどうでもいい話ですが。



この辺のカット割はなんかビックリした。
佐天と黒子ってのはよくわからなかったけど、
突然現れる黒子にビックリみたいのはあったかも。
黒子はいつも突然に。



EDのこの辺は公式HPのトップの絵っぽくてグッときたなぁ。
やっぱこの4人の絡みこそがミソであったよなぁ、と。
個人的に後半の展開は前半の丁寧さわかりやすさに比べるとよくわからんって感じだったけど、
最後まで楽しんで見れて良かったな。


思うに学園都市が必要なのってレベル5の美琴ではなくレベル0の佐天さんたちだと思うんですよね。
だって誰よりも能力者に憧れている人たちなんだから。
その場を奪われることが果たして彼等の救いになるかといったら疑問。
そういう希望がある街を否定する大人。
しかし木原が言うように巨大な実験場かもしれない。
でもそれを否定したからといって学園都市を否定したことにはならないんじゃないかと思うんです。
街を形作るのはその場に住んでいる、生活している人たちということだと思うし。
超電磁砲はそういう能力開発がもたらすものと、そこに住まうものたちの意識のズレ、
そして住んでいる人次第で街は変わることができるという可能性を描く側面があったんじゃないのかなと。
ジャッジメントや美琴たちが果たしてる役割ってそういうことでもあるんじゃないかとも思えますし。
学園都市以外の社会がどうなってるかで話は違ってくるけど、やっぱその辺は意識してたんじゃないかと。
まあ、超電磁砲だけで云々いえる部分でもないかなと思いますが。
くるであろう禁書第2期が楽しみです。
そういえば米たにコンテくるかなーって思ったらなかったなー。またどっかでやってくれるだろうか。
しかし今期は個人的にJC系で気になってる演出さんやアニメーターさんがあんまり見られなくてちょっと寂しかったかも。
次回作以降、楽しみにしてます。


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