『銀河どころかパート2にすら届かなかった』 を語る

『トゥインクルハート　銀河系まで届かない　TWINKLE HEAT PART1』
総監督：奥田誠治
監督・コンテ：遠藤克己　　演出：中村喜則
脚本：寺田憲史
キャクター・メカ・デザイン・作画監督：山本佐和子
メカニカル作画監督：黄瀬和哉　糸島雅彦

パート１と言いつつパート２が出なかったアニメ。監督はダンクーガの奥田誠治。
黄瀬さんがメカ作監というのが目に付いたんで見てみました。
話の流れは、地球の神様の命令で宇宙の宝(LOVE)を手に入れるために宇宙を旅するというもの。この神様というのがまたいる場所が天竺で～、という何か混ざったような胡散臭さが出てるところからもう面白すぎです。お宝を探してついた星で同級生と思しき少年に出会うけどその少年は本当に地球の人と同じ人なのかはっきりしないし(しかもソイツ死んじゃう？し)、悪の女幹部がぬいぐるみに命を吹き込んで戦わせるというなんともかわいらしいことをさせるんだけど、声優が榊原良子さんということでギャップが激しすぎておかしかったりとネタが満載で楽しいアニメでした。個人的には矢尾一樹の声が聞けただけで満足です(笑)


最初は影もあんまりついてなかったけど、いきなり山下影のような感じのがついたカットが。この辺は全体から浮きまくっててちょっと驚きました。というか巨大ぬいぐるみがメチャ怖いです。何分昔のアニメなんで誰がどういう作画をしていたのかが私にはサッパリです。また攻撃を喰らって墜落するところのタイミングが独特な感じだった。山下系みたいな。



この辺りは全セルみたいなんだけど、攻撃を喰らう前に避ける動作が入ってない。この後に避ける動作が入るんだけど、これ見る限りだともう攻撃届いちゃってるんですよね。ここは別セルでタイムシートがうまく合わなかったか撮影が指示を間違えたかなのかなぁ。こういう作画ってどういう風に処理されるのかよくわかりません。この辺遊びが結構入ってて誰だかちょっと気になる。



昔のアニメ特有の遊びというか。中割りに一部違う絵を混ぜるという遊び？と言えばいいんでしょうかねぇ。見ててチカチカするんでコマ送りにしてみると気づくんですが。他にもエフェクトに顔が描いてあったりしてスタッフの遊びがふんだんに入ってます。今では黒板ネタみたいにさり気無く置いておくというようなネタが多いですが、この頃はこういう遊びもあったんですねぇ。最近だとガーゴイルでこういう遊びを見た覚えが。

まあ、痛いと言われるアニメも案外面白いもんだなぁという話。

一応原画スタッフも。
原画：村中博美　山本佐和子　中島美子　黄瀬和哉　大島康弘　糸島雅彦　野中みゆき
加瀬政弘　井上哲　佐々木かづひろ　河村佳江　田中あや子　貫志夫美子　山田番
柳沢まさひで　小森高博　水村雄之　中山由美　越智信次　瀧島久芳
スタジオ・ムー　アニメ・アール

動画：木村貴宏　武内宣之　etc