流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

22/7 9話とか を語る

2020-03-08 12:05:04 | ■アニメレビューとか

アバン。
目の付近に手を入れようとしてカット割るのが気になったかな。
作業するんじゃないのかとか、どうしてそこで止まるんだろうという引っ掛かり。
今回の話は泣き虫だった幼少期と自立した青年期の話で、
泣くことがテーマの一つとして扱われていた気がするので、
そこで手を止められたことが思い返すとフックとしては印象的なアバンだったかなと。


玄関扉が見えないカメラ位置。
絢香が部屋に取り残されるので、家族とは離れてしまうけども、
自身はここから動かない、22/7として活動することが今の居場所、
そういう風な語り口なよう。
そしてここが終着であるという皮肉を含むみたいな。
どうせアニメというシリーズだから、22/7から出ることはないから、
みたいなものを感じてしまったな。
意地悪すぎる見方か。


オメーは国語の教師かよォ!というオアシス的ツッコミを入れたくなる。

涙に代表されるような液、自らが発した吐息から字を書くの、
この話数が水の話というのを補強してる気がする。
水は流れていくもの、循環していくものなので、
そういう流れの中で居場所を見つけるというのに矛盾性を感じたな。
歩き疲れて腰を下ろした場所が居場所、
でも水はたえず流され続けるだけでは、みたいな。
ただ吐息の上に書かれた「居」のように、確かに水の上に居があって、
それを背にして絢香たちは去っていく。
でも「居」が書かれた電車は同じところを巡ってるだけだとも言える。

自分が居ることができるオアシス的な何かなんてないんじゃないかとか、
色々なことを考えてしまったな。


ランドセルの色でキャラ付けしてる感あるかな。
次女はいつも男子と遊んでるのかな的な。
姉の語る姉妹の形を意識するところで想定線超えして強調してる感。


落ち葉の形が姉妹の形ってちょっと軽くない?と思ったけど、
行き着いた場所みたいなのは思い込みで、
ちょっと風が吹けば失ってしまうもの、
だから偶然のこの形に意味があるという語り口だったのかな。


魚や温泉の居場所はここだったのか、みたいな。
これはギャグ的な意味なんだろうけど。



嫌われても泣かなくなった絢香。
自分が水を出さなくなった代わりに水ぶっかけられて、
可哀想な絢香を演出する。
状況的に言えばトイレの個室が居場所になっていたような形だけど、
そこから追い出されるような格好。
いくら嫌われても居場所を追われない家と、
嫌われれば居場所を追われる学校、みたいな。

絢香自身が「居」について饒舌だったのは、
自分の居場所を探して悩んだ末の理論武装なのかなとも思えてくる。


なぜ絢香が22/7に入ったのか、そもそもなぜ手紙がきたのか、
というのは孤独だけども自分で歩んでいける絢香の中の、
居場所を求める欲求からだったのかなぁ。
見る目あるじゃん、というのは自分を振り回した容姿への皮肉のように思えるけど。
落ち葉が象徴するように、また流れてみるのも悪くない、なのかな。

絢香の話は他のメンバーに比べると自身が自立しすぎていて、
なぜここでメンバーに?という疑問が湧き出る話だったので、
絢香の語り口ではなく、
シリーズ全体を含めた話数構成から読んで欲しい話だったのかなと。




温泉につかってみんなが一つになったように感じたみう。
絢香が同様のことを思っていたことは温泉のシーンの裏返しなのかな。
落ち葉がメンバーを強調し、歌が星空を強調する。
温泉のシーンを改めて言葉にしている印象がして、
絢香の語る言葉の意味合いについて意識が向く印象だったかなと。
皆が団らんしていても、その和に入らなくてもいい、
そういう距離感があるのが絢香としても好ましいのかな、みたいな。



電車のシーンのやり直しなのかな。
ただの可愛い女の子、というのが絢香の一番クリティカルなところなのかな。
女の子としての可愛さを意識してるから、周りの女性の目が辛いみたいな。
みんなが同じ方向を向いていることを好ましく思えてるのは、
みんな可愛い女の子だからってことか。

落ち葉が示す22/7や橋の下に流れる河など、
流れる水の上に立脚した姿っていうのは、
形の奇跡性やその場所へ至るための架け橋を強調する感じで、
22/7に絢香が選ばれたこと、その道がかかったことに対する意識だったのかな。
またみうがいる方向に戻るのはまだ居場所を変えないこと、
橋を渡りきるような、向こう岸へ行かないことの示唆という感。

絢香が星を好むのは、
居場所が変わらない美しいものの象徴としてなのかな。

自分の見方だと漫画家としての側面をあまり見れなかった感あるな。
自分の好ましいものを追っていった先に一人で生きていける道を見つけたけど、
絢香の希望はそうではなかったということなのかな。
少女漫画が好きなのは、可愛い女の子が許される世界だからなのかな、とか。
まあどうでもいい話かな。

メンバーが22/7に寄りかかる話が描かれてきましたが、
今度はその場所がなくなるということでどうなっていくのか。
やはり解散再結成で壁からの支配を逃れて新しい道を、みたいなのかな。
どうなっていくのか楽しみです。

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