流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

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マギアレコード 魔法少女まどか マギカ外伝 1話 を語る

2020-01-05 19:24:17 | <マギアレコード>

顔の見えないキャラクターたち。
久々のまどマギなので、どういう作品になるのかと身構えてしまいますね。
列車内の内側が木造というのも新鮮な絵。
梶浦BGMと共にまどマギ特有の不穏な印象が出ていて、
始まった感が結構強かったな。


いきなりのイヌカレー空間に変身、
そして新BGMで新作であるという明るい雰囲気作り、
語られるポップな魔法少女像。


前作のOPでまどかが黒猫を助けているような描写があったので、
今回は本当に猫を助ける、しかも白猫、っていうのは、
前作OP意識するとなんかいきなり仕掛けられてきてる印象がしたかな。
セーラームーンで言うところのルナがまどか、
今作はアルテミスっていう具合なのかなぁみたいな。
セーラーヴィーナスが主役みたいな。
そうするとまた新房さんに月(ルナ)に関する話題が増えるな、
と思うとちょっと面白いかな。
まあどうでもいい話だけども。


黒と白の対比。
ただ直後にこの色の対比を見せられると意識していないわけではない、
みたいな印象を受けてしまうかな。
まどかが黒猫を助ける、というのが本編から見ると虚構なので、
実像として見せているこちらとの、
現実と虚構の対比でもあるんだよな、
みたいな感じで物語の置き方の考え方をちょっと意識してしまう。


新BGMの結辺りで表情を見せ世界を見せる。
空気感の変化をBGMで作ってる辺りも、
まどマギとの対比としてやってる感じがしますね。
尾澤拓実さんとの連名になっていないので、
梶浦BGMが使われていることにちょっと強く意識が向いてしまうかな。


助けた後の己の手。
何を己が手にしたいのか、みたいな。




画面がモニター表示からぶれるような描写、
家について部屋を開けてからのフェードアウト。
どちらもその後に繋がるような絵という意味合いが弱く、
繋ぎが虚構めいていて、
彼女が一体どのような軌跡を辿っているのか意図して不明瞭。
ここも何かしらある印象が強いですね。

まどマギがまどかの夢から始まっていることを思うと、
どこからどこまでが夢なのか、
みたいな際限のなさが今作のイメージっぽいかなと。



片割れ。
部屋にいた誰かは彼女にとっての誰なのか。

ここまでまどマギと今作の対比があって、
ここは主人公にとっての失ったものの対比であるけども、
シンメトリーの構図で考えると、
彼女の隣は彼女と同じもの、同等の物があるはずのように思える。
物語的には失った家族なのかもしれないけども、
演出的にはそれはまどマギというタイトル的な何か、
のようなものを含んでいるように思えてくる。



家族が誰も家にいないのもまどマギ1話対比なのかな。
まどマギ1話の朝ごはん思い出しますね。
時計を見せる辺りも目配せが行き届いて、
先を見るのが楽しみになってきますね。


駅。
頭の方でも描かれてましたが駅のホームのガラスに星座が描かれてるの、
洒落ていていいですね。
わざわざ星の名前まで記載がある。


学校。
円が大事ってなのかな。
ここでも星の話をしているので星というか円が大事なんだろうか。


そして現れるキュゥべえ。
劇場版叛逆の物語を思い出すと、
思いっきりイヌカレー空間キャラが出る=魔女空間、
みたいな気がしてくるんですが。
シャボン玉機械回して作ってるのとか、
劇場版の風船を思い出しますし。



正しさを説くような看板まみれ。
この言葉の圧力が強いのは何なんだろうなと思わされる。




白い何かに囲われているイメージ、なのかな。
正しさは白に代表されるような感があるので、
あの看板まみれの後だと、
白い世界、正しき世界の内側にいるような感があり、
またそれが叛逆のイメージがある。
白猫を助けた、っていうのもここに掛かるイメージかも。


ここは自分の見間違い、誤読だけども、
窓をはめてる壁の外側方を見て、
思わず窓の外周に白い線が入っているに見えてしまったな。


太陽光。
冒頭の電車内でもですが、光を強調した画面の印象が強く、
窓の外に見える太陽の象徴するもを意識してしまう。



また表情のあるモブに、誰かに見られているかのような車内表示。
そして今やっている行為は悪である、
魔法少女として正しくない行為であるという警告が、
彼女たちを監視している何者かの存在を示唆していて不気味。





光と逆光と円の作るイメージの連続に意識が向いてしまったな。
魔女空間は太陽光を浴びるものである、
即ち月である、みたいな。
叛逆のイメージだと月は魔女空間に気づいたときの象徴で、
最後には割れていた。
主人公いろはの部屋もあのイメージに近いものがあったな、とか。


この辺り一連は表情が印象的でグッときたな。
やちよのアクションも服の感じなんかがグッときたかな。


夜。
入射光と緑が作る空間が新鮮だったな。
ビルの上にやたら植物載ってたり載ってなかったりしたけど、
建物の内部に植物園があるようなパターンもあるのか。
緑が結構印象的な作品ですよね。


抱えていたはずの小キュゥべえの消失。
冒頭の自分の手を見るような、自分の内側を象るようなポーズが、
自身の中の消失と通ずる絵になっていて気になる感。


ここで夜空が強調される。
今回のOPのラストでこの場所でてくるけどどういう場所なんですかね。
星と関連した場所っていうイメージになってますが。


一度星を描いた後は流れるようにまた見せる。
お札とかあまりまどマギシリーズのイメージでないので気になる。


駅のホーム夜版。
夜になると夜空が見えるためか星座が消えているっぽい?




線路が続く幻想的なイメージ。
みんな光、太陽に向かっているようなイメージ。


しかしその先には月が同時に存在しているという絵で、
太陽と月が重なる場所、現実的に考えれば日食、
作品的に言えば今作とまどマギが重なる場所、なのかな。
夢という幻想世界だからこそ描かれる太陽と月の位置なので、
どういう関わり合いになるかはまたはぐらかされてる感あるけど。
月に関すれば主人公の思い人の象徴、
最後に思い出される相手のことを思っている主人公、
そしてそのものこそが魔法少女を誘っている人物っぽいけどどうなるのか。


学校回りは正しさに溢れていて、
街には願いが溢れているという対比なんだろうか。
最初は正しさとは願いの形で、
ここは正しさを変容させて描いているのかなとも思ったけど、
主人公の願いを強調するのが主って感じだったのかな。

しかしまた記憶喪失系かと思ったら1話でもう思い出してて、
割と展開早い感じなんだろか。


OP。
まどかサイド、なんか赤い月が不穏な感じ。



OP最後の作画エフェクトっぽくて、
実体的な光が作品内で何よりも揺るがないもののように感じたな。

ちょっとまどマギとの対比を意識過ぎた感があるけど、
久々の新作なのでどういう絵作りがされていくのか楽しみです。

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