2006、今年の漢字一字は「命」!!

2006年12月13日 | 独り言

重たい、辛い、奥深き2006年の漢字一字が「命」になった。「漢字の日」である12月12日は、毎年この年に漢字一字が決まる。
「命」とは・・・。
命って簡易的に言えば生を受け、それは生物を生かしていく根源的な力とか、生涯、一生、生き、長らえるなんて辞書にある。それを粗末にしたり、させられたり「生命」というものの尊さ。「日、出でる国」の今年の漢字は「命」となってしまった。
諸外国に比べれば幸せな国だ。なんて誇れない。安全で美しい国の代表が日本国だと思う。
ただ、人生これから、人生真っ只中の人達が尊い、命を絶ち、結果、悪しき者がこの言葉を生んでしまったのだろう。いじめ、飲酒事故。目的とか目標とかを持ち、将来を夢見て、クラスでも人気者、社会でも笑顔絶えない成人らが悩み続け、その選択として多数の命が奪われた。
「人間ってそんなに強い生き物でないですよね?」肩寄せ合って、貧しくとも笑顔があれば明日来るのが楽しい。「今を生きる」「明日があるさ」なんて言葉を信じて、好きな人、大切な人にまた会えるのだから。誰だって楽しく、人生空周りしても「生きていればいいことある、人生捨てたもんじゃない」って言いたいよね。
苦労してもしなくとも、スポットライトを浴びている人もそうでない人も、絶対言いたいのは命を粗末にしないこと。命を奪ってはいけないこと。そういう被害者も加害者もみんな、みんな最初はお母さんのお腹の中から純真無垢に生まれてきたのだから。
紆余曲折はある、教育も、環境も、出会った人達も。でも「おてんと様、太陽の下を胸張って堂々生きたい」僕は。
「命」って新しい、素晴らしい生命の誕生と「正」の言葉と思うが今年は完全に「負」の言葉になってしまった。