地雷撤去のために頭が下がる雨宮清氏。

2006年05月01日 | 独り言
世界中に埋められた地雷を全てなくしたい。

カンボジアの地雷原を無くそうと活動する販売修理会社社長・雨宮清氏。今までの機械では地中に5センチまでしか届かず全撤去は夢のまた夢であった。その前に、ここで生活する子供達や大人も地雷の中で生活している。なんであんな笑顔が出るのだろう?なんであんなにたくましいのだろう?あの笑顔が余計に心が痛んでしまう。「行き場所がないからここで生活するしかない」と少女は言うが「死」と隣合せであり、彼女達が起した戦争ではない。最近、雨宮氏はじめ地雷原だった土地は農地や学校に変わり、カンボジアの国民にも笑顔が少しずつ帰ってきたと言う。雨宮氏は子供野球チームの監督をしていた。「昔、僕が子供の頃のようにお弁当持って野球して伸び伸び遊べる場所が作りたいなー」と言う。帰国をして今まで不可能だった地中深く埋められた地雷撤去を可能にする更に進んだショベルの開発を始めていた。このショベルが完成すれば、さらに効率良く、現在の4~5倍の除去が可能という。実験でもかなりの完成度で今年の8月にはカンボジアに持って行きたいと言う。世界遺産であるアンコールワット近くにも地雷はある。雨宮氏は自分が生きているまでに『世界の地雷を全て撤去する』という夢を叶え、「マイゴール」に書き記した。雨宮氏がショベルカーを操作している真剣な眼差しは素晴らしい男の顔だった。
僕ら平和に生きている人間に何が出来るのだろう?募金?現地への手伝い?とにかくこんなことが二度と起こらないことをまずは切に希望したい。
コメント (2)
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