オルティーズ、松井秀喜を気遣って。

2006年05月24日 | 松井秀喜
ヤンキースの永遠のライバル、ボストンレッドソックス。その中で最高の人気と実力でオールスターも最高得票を昨年獲得した。デービッド・オルティーズだ。ミネソタに6年在籍していたが名前すらあまり聞かなかった。転機は2003年のボストン移籍からだ。それからの昨年まで、3年連続100打点以上、HRも30本以上とボストンに欠くことの出来ない選手である。その彼も2001年に年に右手首を手術した経験があるだけに「無理をしては選手生命にかかわると」と松井を気遣った。確かに相手ヤンキースに松井の存在がいないことは有利になるが互いにメジャーの中のメジャー選手同士、経験しているオルティーズだから言えることでその後の彼の活躍はご承知の通りである。松井にとっては今季中に必ずや復活しシーズン後半の救世主としてファンも松井自身もそう思っている。だからこのオルティーズの言葉には松井も少し複雑だろう。ナイスガイの松井の性格はメジャーの選手なら大体は知っている、無論技術も。だからもっと長くメジャーでプレーして欲しい。無理して大事な手首だけに今までの松井らしさがなくなってはならないし。彼だってそんなことはしないだろう。複雑な心境だろうが宿敵でもある相手からも気遣われている松井秀喜の素晴らしさには変わりない。無理はしないはず。ただこのまま今シーズン松井のプレーを見れないのもファンとしても複雑な心境なのである。